鉄道ブームに乗れ!電鉄系ホテルが“鉄ちゃん”に熱視線
6月20日14時49分配信 産経新聞


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シェラトン都ホテル大阪で見学できるかもしれないドバイメトロの車両(写真:産経新聞)
 今、鉄道ファンをターゲットにした“鉄ちゃん”市場が熱い。

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 一言で鉄ちゃんといっても、カメラで電車を撮る「撮り鉄」や、電車に乗る「乗り鉄」、走行音や発車メロディーなどを聞く「音鉄」など、ジャンルはさまざまだ。これまで男性がはまるマニアな趣味と特別視されていた鉄道にも、女性ファンが急増。「鉄子」や「ママ鉄」など女性の鉄ちゃんを指す呼び名が現れ、団塊世代のファン層も増えるなど、成長市場としての注目度が高まっている。

 野村総合研究所のオタク市場予測チームが発表した平成17年の調査によると、鉄道ファンは約2万人、市場規模は40億円。市場領域も急速に広がり、現状のファン数は把握できないが、増加傾向にあることは間違いない。「模型鉄」がはまる鉄道模型の小売店売り上げ(日本玩具協会調べ)は、20年に約133億円と17年以降、右肩上がりを続け、まさに不況知らずの成長ぶりである。

 この鉄道ブームの波が現れたのは昨年ごろ。東京都内を中心に、電車や線路が見下ろせる「トレインビュー」のホテルを探し求める鉄ちゃんが集まり始めたのがきっかけだ。一方、大阪では思わぬ余波も出ている。ホテルグランヴィア大阪(大阪市北区)では、客室の4割にそれぞれ異なるJRの駅舎を描いた水彩画が飾られている。「建て替えで今は見られない懐かしい駅舎の絵もあり、感激するお客様も多い」(広報)と、鉄道ブームがホテルのファンづくりに一役買っているという。

 こうしたブームの波に乗らない手はないと、関西の他の電鉄系ホテルも集客に動き始めている。東京都内のホテルは「トレインビュー」を売りにする宿泊プランが主流だが、関西は電鉄系ホテルの強みを生かした工場見学付き宿泊プランが目白押しだ。

 大阪新阪急ホテル(大阪市北区)は昨年12月、阪急電鉄正雀工場(大阪府摂津市)を見学できる宿泊プラン(8190~1万1550円)を発売。即日で約40人の予約が入り、好評を受けて京都新阪急ホテル(京都市下京区)も同様の宿泊プラン(9400~2万2千円)を6月発売した。ホテル京阪京橋(大阪市都島区)は、京阪電車開業100周年を記念し、7~8月の夏休み需要をねらった寝屋川車両工場の見学宿泊プラン(6千~1万500円)を打ち出している。

 シェラトン都ホテル大阪(大阪市天王寺区)が15日発売した宿泊プラン(1万5千~1万8千円)では、夏休み最後の8月30~31日、近畿車輛の工場(大阪府東大阪市)を見学できる。米国やアラブ首長国連邦のドバイなど、世界の車両開発を手がける強みを生かし、車両デザイナーのセミナーも受講できるレア体験を売りにしている。

最終更新:6月20日17時44分

ほぉ~~、これはブームが来るのかねぇ。
稲妻なんかは安いBHで経費削減だけど(笑。

暗黒の稲妻
BGM:口寄せ(ByAngelique)