<口蹄疫>子供にぜんそく被害 消毒剤が原因か
6月20日12時9分配信 毎日新聞


消毒剤で周囲が白く染まった牛舎(上)と殺処分された牛の埋却処分場(下)=宮崎県都城市で2010年6月10日、本社ヘリから和田大典撮影
 宮崎県で感染が拡大している口蹄疫(こうていえき)禍を考える緊急シンポジウムが19日、大阪府高槻市の関西大高槻ミューズキャンパスであった。講演した宮崎県の武井俊輔県議は、家畜の感染予防の消毒剤が原因とみられる、ぜんそくの症状を訴える子どもたちがいることを明らかにした。口蹄疫予防に絡んで、子どもへの健康被害が出ている現状に触れ、注意や対策の必要性を訴えた。

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 武井県議は「発生地は石灰に覆われているのと同じ状態になっている」と地元の現状を説明。症状を訴える子どもの親からの相談が増えているという。

 ◇県職員ら負傷35件

 また、家畜の殺処分などに従事している県職員らの負傷事案が35件に上るといい、対応にあたっている職員らへの被害も広がっている実態を報告した。

 負傷原因は家畜などの消毒作業中に消毒剤に触れてのやけどが多く、他県から派遣された職員が作業中に家畜に足をけられるケースもあったという。1日に7~8件の殺処分などの現場に赴いている県職員も多く、慣れない作業が続いて疲労が蓄積している実情も説明した。【山口朋辰】

最終更新:6月20日13時20分

何かとんでもない事になってきてるなぁ・・。
口蹄疫問題は人への感染が懸念されますが、Wikipediaにこんな記述がありました。

ヒトへの感染
ウイルス学の立場から、口蹄疫ウイルスは濃厚接触がある場合、感染することがある。発熱やロ腔内水疱症等が主症状で輸液等で回復する。[11]。また科学的に実証される死亡例は報告されていない。ヒトからヒトへの感染例は確認されていない[12][11]。感染した家畜の肉を食べて感染する事は無い[10]。加熱処理をしていない生乳を飲んで感染したとする報告はあるが、生乳を飲むこと自体が稀であり、また仮に飲み、そして仮に感染したとしても症状がゆるいことから、公衆衛生の問題としては扱われていない[10]。イギリスの公衆衛生検査サービス(PHLS。現在は統合されて 英国健康保護局 (HPA) となっている)のDavid Brownはパスチャライゼーション(低温保持殺菌及び高温短時間殺菌)ではこのウイルスを不活化できないだろうと述べている[13]。ただし、パスチャライゼーションされたミルクから感染した例は報告されていない[12]。
稀に感染してもヒトでの症状は、家畜のそれと違い、穏やかである[12]。潜伏期間は2~6日ほど[12]。発熱、喉の痛みが起き、足・口内・舌に水泡ができる[12]。最後に水泡が出来た日から約1週間で輸液等だけでほぼ回復する[11][12]。ヒトでの持続感染は知られていない[11][14]。きちんと治療すれば死亡した例も知られていない[11][14]。40例以上のヒトの感染例から見つかったウィルスの型はO型が一番多く、次にC型が多い。A型は稀であった[11][12]。
感染による症状自体は問題とはならないものの、ヒトがウイルスの保有者(無症候性キャリア)となり、他の動物への感染源となる可能性がある[11][15]ため、感染源との接触は極力避けなければならない。例えば口蹄疫流行国からきた旅行者が、アメリカ合衆国へ入国する場合などに、空港で、「過去2週間以内に家畜に触れたことがあるか、家畜の農場に居たことがあるか」等と聞かれることがある。
感染報告の例
・1834年、3人の獣医が牛の生乳を故意に飲み、感染したとする報告がある[12]当時は口蹄疫ウィルスが単離確定されていない。[11]。
・1884年、イギリスのドーバーで205人に感染の疑いがあり、ミルクにより最低でも2人の子供が口蹄疫に感染して死亡したとの報告がある[13]。当時は口蹄疫ウィルスが単離確定されていない[11]。
・1966年、イギリスのドーバーで感染が確認されているが、予後の記録はない。[16][13][12]。
なお、ウイルスは単離確定されていなくても、抗体検査は信用性がある。 1880年代には口蹄疫の抗体検査は確立していた。
農水省は、口蹄疫の報道発表文の冒頭に毎回「口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。」という文を付けている。

(Wikipedia 口蹄疫より一部抜粋して転載 フリー百科事典)

感染を防ぐ為とはいえ、消毒剤によって子供達に喘息の症状が出てしまうとは。
喘息に罹った子供達、怪我や疲れで満身創痍の県職員の方々、一日も早いご回復を祈るばかりです。

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