火星飛行想定の実験開始 520日の隔離生活
6月3日16時48分配信 CNN.co.jp

ジョージア州アトランタ(CNN) 火星への有人宇宙飛行を想定して、火星までの往復にかかる520日の間、6人の男性が窓のない閉ざされた空間の中で生活する実験が3日からモスクワの特別施設でスタートする。

実験は欧州宇宙機関とロシアの生物医学問題研究所が計画しているもので、ロシア人3人とフランス人、イタリア系コロンビア人、中国人各1人がカプセルに「搭乗」する。隔離された空間の中で運動と食事のプログラムをこなし、火星への有人宇宙飛行で肉体的、精神的にどんな影響が出るかを調べる。

カプセル内では国際宇宙ステーションの乗組員と同様、メンテナンスや科学実験などの作業を長期間にわたって実施する。

今回の実験は、2007年に始まった「マーズ500」の一環として行われるもので、520日間は最長記録となる。第1段階では14日間かけて主に設備や業務手順の実験を実施。09年の第2段階実験ではロシア人4人と欧州からの2人が閉ざされた空間で105日間を過ごした。

これまで火星に送り込まれたのは無人探査機のみ。米航空宇宙局(NASA)は1月、CNNラジオの取材に対し、欧州宇宙機関と共同で火星探査計画を進める話がまとまりつつあると述べていた。実現すれば、有人飛行に向けた大きな一歩となる。

最終更新:6月3日16時48分

う~ん幾ら宇宙に行くとはいえさすがに520日も壁も無い閉ざされた空間で生活するというのも辛い話である。520日といえば、1年が365日であるから、そう考えると実に1年5が月5ヶ月と5日という計算になる。
幾ら仕事とは想像に耐え難い苦痛にも思えてならない。

暗黒の稲妻
BGM:Lovin' You's a Dirty Job(ByRatt)