要請受諾わずか2日後…高田監督、途中休養を示唆
5月23日7時1分配信 スポニチアネックス

 最下位に低迷するヤクルトの高田繁監督(64)が22日、成績不振による途中休養を視野に入れていることを示唆した。この日のロッテ戦に大敗したことで、自身の去就についての方向性に変化が表れた。

 20日に球団側から体制継続を要請され受諾して以降も2連敗。23日の日本ハム戦(神宮)で自力優勝が消滅する可能性もあり、予断を許さない状況だ。

 記録的大敗のショックは大きかった。高田監督は試合後に「休養しないという考えに変わりはないか」という質問に対し、「あの時(20日)はそう言ったけれど、ずっとこういう状態ならこのままでいいと思っていない。兆しも見えないで、ずっとこのままじゃあね」と話し、今後のチーム状況によっては途中休養する可能性を初めて示唆した。

 この日はともに今季12球団ワーストの22被安打20失点。球団では99年以来11年ぶりの20失点で頼みの投手陣も崩壊した。チームとしても8連敗、借金18は今季ワースト。高田監督は試合直後の会見で「負けていい試合はないが、競った負けもあった中できょう(22日)のゲームは最悪だった」と肩を落とした。

 5月2日から最下位を抜け出せず、高田監督は借金15をめどに球団側へ進退伺を出していた。それを受け、高田体制の続行を熱望する鈴木オーナー代行兼球団社長は20日に緊急役員会を開き、体制継続で一致。その日のうちに高田監督と直接会談を行って「続投」を要請し、戦力補強など全面バックアップを約束した。

 球団の熱意を受け、高田監督も要請を受諾したが、翌21日のロッテ戦(千葉マリン)でも連敗は止まらず、この日も大敗。23日からは続投決定後、初めて本拠の神宮へ戻って日本ハム戦に臨むが、リーグ首位・巨人が勝ち、ヤクルトが負ければ自力優勝も消滅。本拠での試合でも連敗が止まらなければ、指揮官はさらに窮地に陥ることになる。

最終更新:5月23日10時58分

かなり迷走してるなぁ。
勝負の世界だけに厳しいのはわかるが・・・。
球団としては熱望して要請しただけに苦渋の選択を迫られるんだろううねぇ。

暗黒の稲妻
BGM:alone...(BY菅原紗由理)