発売3週間の「iPad」、中国では海賊版が出回る
4月26日16時34分配信 ロイター

 [深セン/上海 26日 ロイター] 米アップル<AAPL.O>のタブレット型パソコン「iPad(アイパッド)」が米国で発売されて3週間経ったが、中国ではすでに、ネット上や店頭で「海賊版iPad」が売られている。
 アップルは先に、予想を上回る需要で品薄になっているiPadの米国以外での発売を1カ月延期すると発表していえるが、香港と隣接する深センの電気街などでは「海賊版iPad」を見付けることができる。
 小さな店が軒を並べるこの電気街では、アップルの携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」や薄型ノートパソコン「MacBook Air(マックブック・エア)」から、米マイクロソフトの最新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」まで、多くの海賊版ハイテク商品が出回っている。
 ある店員が薄暗い奥の部屋で見せてくれたのは、本物よりも重くて厚みがあり、形もやや細長い「海賊版iPad」。大きなiPhoneのようにも見えるが、USBポートを3個搭載し、OSはウィンドウズで動く。価格は2800元(約3万8000円)と、499─699ドル(約4万7000─6万6000円)で販売される本物より若干安い。店員は「これは最初の未完成バージョンに過ぎない。最終的には、ずっといいコピーを工場で作れるようになる」と語った。
 中国のネット販売大手「淘宝網(タオバオ)」のサイトでも、中国製を謳った「海賊版iPad」が2800元前後で売られている。
 こうした動きについて、北京を拠点とする調査会社アナリシス・インターナショナルの最高経営責任者(CEO)、エドワード・ユー氏は「中国の巨大な人口を考えれば、iPadにとって海賊版は悪いことだとは思わない」と指摘。「クローンiPadは、より多くの潜在的なユーザーに外観や雰囲気を伝える役割を果たすだろう」としている。

最終更新:4月26日16時37分

ある程度予想はしてたけどやっぱり出たか(笑、海賊版。
違いといえばOSがウィンドウズなのとUSBが3つ付いてる事。
本物より若干安いというのだが・・まぁ発売3週間でクローンが出てくるとは流石に思わなかったが・・。

暗黒の稲妻
BGM:火がない(BySION)