<かぐや姫>月でなく富士山に登った伝説の根拠、富士市に
4月23日15時45分配信 毎日新聞
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六所家旧蔵資料「富士山大縁起」には、「赫夜姫」(右から4行目)の記述がある=富士市立博物館で2010年4月9日、安味伸一撮影
◇日吉浅間神社保存「富士山大縁起」--市立博物館で公開
【写真特集】富士山
竹取物語の主人公、かぐや姫は使者に迎えられて月へ向かったのではなく、富士山に登った--。各地のかぐや姫伝説の中で、富士市では、かぐや姫が富士山に登る物語が伝わるが、その根拠が地元で見つかり、富士市立博物館(同市伝法)で開催中の企画展「富士山縁起の世界」で公開されている。同館の大高康正学芸員は「かぐや姫が富士山に登る物語は金沢文庫(横浜市)の資料にあるが、伝説の基になる文献が地元で確認された意義は大きい」と話している。【安味伸一】
この文書は同市今泉の日吉浅間神社(六所芳和宮司)の蔵に保存されていた「富士山大縁起」。約4万点に上る六所家旧蔵資料の寄贈を受けた同館が調査中に見つけた。六所家は明治初めまでは寺院「東泉院」だった。正別当(僧職者)が848年、原本から書き写したものを1546年に正別当が見つけ、書写した。かぐや姫は「赫夜姫」とある。
この文書での伝説の大意は全国できさき探しをしていた桓武天皇の使者が姫と対面、きさき候補に勝手に決めてしまう。姫は望まず、世の中と隔絶し、富士山の洞くつに入ると老夫婦に告げ、かぐや姫は「浅間大菩薩」という神になった--。
当時の富士山は深い信仰の対象。企画展では、富士山や富士山信仰に関する寺社の由来や伝説を記した書物を「富士山縁起」と位置づけ、計77点を紹介している。
企画展は5月16日まで(月曜休館)。学術的な論考などを書いた図録を800円で販売。観覧料は大人100円、小中学生は50円。問い合わせは同館(0545・21・3380)。
最終更新:4月23日15時45分
かぐや姫に関しては由来の地が日本各地にあると言われてる。
・静岡県富士市
物語の結末で、富士山(不死山)が登場することと、かぐや姫が月ではなく富士山に帰ったという説から麓の富士市にある竹林を由来としている。
・京都府向日市
・奈良県広陵町
・竹取の翁は「讃岐の造(さぬきのみやつこ)」と呼ばれており、竹取物語の舞台は大和国広瀬郡散吉(さぬき)郷(現奈良県北葛城郡広陵町三吉)と考えられている。また、かぐや姫に求婚をした5人の貴族が住んでいたと思われる藤原京から十分通える距離であり、「竹取物語ゆかりの神社」と称する讃岐神社も鎮座している。
・岡山県真備町(現倉敷市)
・広島県竹原市
・香川県長尾町(現さぬき市)
・鹿児島県宮之城町(現さつま町)
(Wikipedia 竹取物語より一部抜粋して転載 フリー百科事典)
今回富士市で根拠となった資料が見つかったんだが、個人的には謎のままの方がかえって伝説めいていていいんじゃないのかなと思ったりもするんだが・・。
暗黒の稲妻
BGM:あの娘にアタック(Byビリー・ジョエル)
4月23日15時45分配信 毎日新聞
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六所家旧蔵資料「富士山大縁起」には、「赫夜姫」(右から4行目)の記述がある=富士市立博物館で2010年4月9日、安味伸一撮影
◇日吉浅間神社保存「富士山大縁起」--市立博物館で公開
【写真特集】富士山
竹取物語の主人公、かぐや姫は使者に迎えられて月へ向かったのではなく、富士山に登った--。各地のかぐや姫伝説の中で、富士市では、かぐや姫が富士山に登る物語が伝わるが、その根拠が地元で見つかり、富士市立博物館(同市伝法)で開催中の企画展「富士山縁起の世界」で公開されている。同館の大高康正学芸員は「かぐや姫が富士山に登る物語は金沢文庫(横浜市)の資料にあるが、伝説の基になる文献が地元で確認された意義は大きい」と話している。【安味伸一】
この文書は同市今泉の日吉浅間神社(六所芳和宮司)の蔵に保存されていた「富士山大縁起」。約4万点に上る六所家旧蔵資料の寄贈を受けた同館が調査中に見つけた。六所家は明治初めまでは寺院「東泉院」だった。正別当(僧職者)が848年、原本から書き写したものを1546年に正別当が見つけ、書写した。かぐや姫は「赫夜姫」とある。
この文書での伝説の大意は全国できさき探しをしていた桓武天皇の使者が姫と対面、きさき候補に勝手に決めてしまう。姫は望まず、世の中と隔絶し、富士山の洞くつに入ると老夫婦に告げ、かぐや姫は「浅間大菩薩」という神になった--。
当時の富士山は深い信仰の対象。企画展では、富士山や富士山信仰に関する寺社の由来や伝説を記した書物を「富士山縁起」と位置づけ、計77点を紹介している。
企画展は5月16日まで(月曜休館)。学術的な論考などを書いた図録を800円で販売。観覧料は大人100円、小中学生は50円。問い合わせは同館(0545・21・3380)。
最終更新:4月23日15時45分
かぐや姫に関しては由来の地が日本各地にあると言われてる。
・静岡県富士市
物語の結末で、富士山(不死山)が登場することと、かぐや姫が月ではなく富士山に帰ったという説から麓の富士市にある竹林を由来としている。
・京都府向日市
・奈良県広陵町
・竹取の翁は「讃岐の造(さぬきのみやつこ)」と呼ばれており、竹取物語の舞台は大和国広瀬郡散吉(さぬき)郷(現奈良県北葛城郡広陵町三吉)と考えられている。また、かぐや姫に求婚をした5人の貴族が住んでいたと思われる藤原京から十分通える距離であり、「竹取物語ゆかりの神社」と称する讃岐神社も鎮座している。
・岡山県真備町(現倉敷市)
・広島県竹原市
・香川県長尾町(現さぬき市)
・鹿児島県宮之城町(現さつま町)
(Wikipedia 竹取物語より一部抜粋して転載 フリー百科事典)
今回富士市で根拠となった資料が見つかったんだが、個人的には謎のままの方がかえって伝説めいていていいんじゃないのかなと思ったりもするんだが・・。
暗黒の稲妻
BGM:あの娘にアタック(Byビリー・ジョエル)