スーパー耐性菌、国内で初確認=海外からの流入に懸念-千葉
4月7日21時59分配信 時事通信

 抗生物質が全く効かなくなった新たなタイプのアシネトバクター菌に感染した患者が、国内で初めて確認されたことが7日、分かった。海外で感染したとみられ、専門家はこうした多剤耐性菌が国内に持ち込まれて広がる恐れを指摘している。
 確認した千葉県の船橋市立医療センターによると、昨年7月上旬、米国の病院から転院してきた20代外傷患者の状態が良くならないため検査したところ、国内で使われているすべての抗生物質が効かないアシネトバクターが検出された。直ちに院内感染の防止策を取ったため、感染の拡大はなかった。患者はその後治癒し、退院した。
 アシネトバクターは皮膚や自然環境中に常在し、健康な人には無害だが、免疫力の落ちた入院患者に感染すると生命にかかわることもある。
 耐性菌に詳しい池康嘉群馬大教授によると、複数の抗生物質が効かないアシネトバクターは福岡大病院などでも見つかっているが、確認されたのはより耐性が強いタイプ。同教授は「今回は防げたが、海外から多剤耐性菌が持ち込まれ、院内感染が広がる恐れがある」と警告。海外の抗生物質の不適切な使い方が原因で誕生していると推測できるという。 

最終更新:4月7日22時52分

何時かは出てくるんじゃないかという懸念はあったがこうも早いとは。
怖い話ではある。
次から次へと新しい病原菌が現れてくる現状で医療関係者の人には更なる研究をお願いしたい。そして政府にはこういう所には予算をつけてあげて欲しいねぇ。
予算を削って迄国民の命迄も削る事が無いようにして頂きたい。

暗黒の稲妻
BGM:Poinsettia(By島谷ひとみ)
  ※ミニアルバム『Poinsettia~亜麻色ウィンターメモリーズ~』収録曲