音楽ギフトカード 配信普及…39年の歴史に幕
3月21日7時56分配信 産経新聞

 全国約7千店の加盟CDショップや楽器店などでCDやDVDなどを購入できる「音楽ギフトカード」の発売が今月末の出荷分で終了することが20日、わかった。発売元のジャパン・ミュージック・ギフトカードでは「音楽業界を取り巻く環境は年々、厳しさを増しており、音楽ギフトカードの発行を継続していくことは困難との結論に達した」(広報担当者)としている。

 現在は500円と千円のカードが発売されており、CDやレコード、ビデオ、DVD、楽器、楽譜などを購入することができる。レコード券の発行は昭和46年、東京都レコード商組合が開始。全国レコード商組合連合会がこれを引き継いで全国共通にした。

 62年、日本レコード普及(現ジャパン・ミュージック・ギフトカード)が設立され、日本レコード協会の加盟レコードメーカー全社の資本参加によってカードの製造・販売を推進。63年には名称が音楽ギフトカードになった。

 発売終了後のカードの利用期間について、同社の広報担当者は「4月中旬ごろに公式ホームページでお知らせする。現在では、約5カ月間以上の利用期間を予定しているが、関係省庁などへの相談を含めて調整している」としている。

 最近は音楽配信の普及でCDなどの生産が落ち込んでおり、日本レコード協会によると、平成21年の音楽配信の売上金額が過去10年で最多の約909億8200万円となる一方、同年のCDやカセットテープなどのオーディオの生産金額は約2496億3200万円と過去10年で最少となっている。同協会によると、音楽ギフトカードの発券枚数は、13年に500円券換算で678万7千枚だった。(村上智博、竹中文)

最終更新:3月21日9時2分

これも一つの時代の流れなのか。
無くなると思うと少し寂しい気がしなくもない。
音楽ギフトってよく懸賞で見かけたらしたけどそれももうなるなるんだねぇ。

暗黒の稲妻
BGM:マイ・ベスト・フレンド(Byクィーン)