大型草食恐竜の新種化石=1億500万年前、米国で発見
2月24日6時22分配信 時事通信

 米ユタ州東部の約1億500万年前(白亜紀中期)の地層から、首と尾が長い大型草食恐竜「竜脚類」の頭骨化石が見つかり、新属新種に分類したと、米ブリガムヤング大が24日発表した。約1億5000万年前(ジュラ紀後期)に繁栄した同類の「ブラキオサウルス」(全長約25メートル)に近いが、歯が小さくなり、より早く生え替わる傾向がうかがえるという。
 「アビドサウルス(属)マッキントシ(種)」と名付けられた頭骨化石は4個あり、いずれも成体になる前の若い個体。このうち2個がほぼ完全だった。頭の体積は体全体の200分の1程度しかなかったとみられ、樹木の葉を食いちぎった後、そしゃくせずにそのままのみ込んでいたと考えられる。
 論文はドイツの科学誌に掲載され、竜脚類の進化過程を解明する手掛かりになると期待される。 

最終更新:2月24日6時26分

恐竜の名前が出て来ても今ひとつピンとこないんで、検索・・。

竜脚下目ブラキオサウルス科に分類され、アメリカ合衆国やタンザニアのジュラ紀後期の地層から発掘されている。
全長は25メートル、体高は16メートルに及び、近年まで最も体高のあった恐竜とされていた。かつては「体重は80トン(以上)と最も重い恐竜であり、その体重を支えるために池や湖など水の中で暮らした」と推測されたこともあったが、水圧で呼吸ができなくなるため、この説は否定された。竜脚類等の大型恐竜には鳥類の気嚢のように体を軽くする仕組みがあったと考えられ、現在では大きく見積もって50トンかそれ以下と推定されている。
近年同系統と思われる更に巨大な頚椎がいくつか発見されており、サウロポセイドンと命名された。最も高く最も重いと言われたブラキオサウルスの記録は、今後の研究によって塗り替えられる可能性がある。
竜脚類のほかのメンバーとは異なり、前肢は後肢よりも長く肩は後方に向かって傾斜し、キリンのように長い首を上に持ち上げていた(最近の研究ではキリンのように垂直に近い角度で首を持ち上げることは出来ず、肩の傾斜の延長線上、斜め前方程度の角度だったのではとの見解もある)。これは高い場所にある植物を食べるための適応であり、このプロポーションから、映画『ジュラシック・パーク』にあったように後ろ足と尻尾だけで立ち上がることは難しかったとされている。頭部も特徴的で膨らんだ鼻面をもち、頭の最も高い位置に鼻腔が見られる。
発見者はエルマー・S・リッグス。1903年命名。


(Wikipedia ブラキオザウルスより一部抜粋して転載)

上のWikipediaの復元図見ても判るが相当大きいんだろうなぁとは判るが、その頭部がほぼ完全な状態で残ってたんだからそれはそれ凄いなぁと思う。まだ色々と出てくるのかなぁと期待したりする。

暗黒の稲妻
BGM:"Betrayer"(ByKreator)