<サッカー>なでしこ、韓国降し3戦全勝で連覇 東ア選手権
2月13日17時10分配信 毎日新聞
【日本・韓国】前半7分、大野が先制ゴールを決め、喜ぶ澤(右から2人目)ら日本の選手たち=東京・味の素スタジアムで2010年2月13日、長谷川直亮撮影
サッカーの東アジア選手権は13日、東京・味の素スタジアムで女子の最終戦2試合が行われた。日本は韓国に2-1で競り勝ち、3戦全勝で勝ち点を9に伸ばし、08年の前回大会(中国・重慶)に続く2連覇を果たした。日本は大野忍(日テレ)が前半7分に先制点を決め、前半17分に山口麻美(アトランタ・ビート)が加点した。後半30分に1点失ったが、逃げ切った。
MVPには、2大会連続で澤穂希(ワシントン・フリーダム)が選ばれた。得点王は、16歳の岩渕真奈(日テレ・メニーナ)ら4人が2得点で並んだ。
中国は台湾を3-0で降し、勝ち点6で2位に入った。3位は勝ち点3の韓国。参加を辞退した北朝鮮に代わって出場した台湾は3連敗で最下位に終わった。
◇試合巧者へ課題と収穫
国際サッカー連盟(FIFA)ランキング5位の北朝鮮が出場を辞退した大会で、同6位の日本女子が連覇。ただ、前回大会でも主力だったDF岩清水が「東アジアで負けてはいけない」と話すなど、優勝を手放しで喜ぶ選手は少なかった。
FIFAランキング21位の韓国との試合では、序盤にFW2人が得点し、上々の滑り出しを見せた。しかし、徐々に韓国の速いプレスと前がかりの攻撃に苦しむ展開になった。主将の澤は「前から来るプレッシャーに対して自分たちのサッカーができなかった。リズムを変える必要があったが、やることがはっきりしなかった」と、反省の言葉が続いた。
日本女子の目標を、佐々木監督は「11年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会での優勝」と掲げる。強豪の欧州勢などと互角以上の試合をする「試合巧者」(佐々木監督)になるためには、まだ克服すべき課題は多い。一方で、16歳のFW岩渕ら若手の活躍など収穫も。当面はW杯予選を兼ねて5月に行うアジアカップに向け、今大会で得た課題と収穫を基に、さらなるレベルアップを目指す。【中村有花】
○…主将としてチームをけん引した澤が大会のMVPに。日本女子初の通算150試合出場を、最高の形で締めた。「みんなに支えられて取ったMVP。節目の試合で優勝でき、思い出に残る150試合目にすることができました」。2大会連続優勝にも感慨深げで、「今回、北朝鮮はいなかったけど、前回の優勝がまぐれじゃないことを証明できた。日本開催で優勝することにも意味がある」と笑顔。31歳のエースは「今から足が速くなることはないけど、判断とか技術はまだ伸びしろがある」と、あくまで貪欲(どんよく)だ。
◆東アジア選手権女子勝敗表
勝点 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得点失差
(1)日 本9 3 0 0 7 1 +6
(2)中 国6 2 0 1 5 3 +2
(3)韓 国3 1 0 2 6 4 +2
(4)台 湾0 0 0 3 0 10 -10
最終更新:2月13日21時37分
お~強ぇ~なぁ。
男子も頑張れ~。
暗黒の稲妻
BGM:Starchild(ByLeve42)
2月13日17時10分配信 毎日新聞
【日本・韓国】前半7分、大野が先制ゴールを決め、喜ぶ澤(右から2人目)ら日本の選手たち=東京・味の素スタジアムで2010年2月13日、長谷川直亮撮影
サッカーの東アジア選手権は13日、東京・味の素スタジアムで女子の最終戦2試合が行われた。日本は韓国に2-1で競り勝ち、3戦全勝で勝ち点を9に伸ばし、08年の前回大会(中国・重慶)に続く2連覇を果たした。日本は大野忍(日テレ)が前半7分に先制点を決め、前半17分に山口麻美(アトランタ・ビート)が加点した。後半30分に1点失ったが、逃げ切った。
MVPには、2大会連続で澤穂希(ワシントン・フリーダム)が選ばれた。得点王は、16歳の岩渕真奈(日テレ・メニーナ)ら4人が2得点で並んだ。
中国は台湾を3-0で降し、勝ち点6で2位に入った。3位は勝ち点3の韓国。参加を辞退した北朝鮮に代わって出場した台湾は3連敗で最下位に終わった。
◇試合巧者へ課題と収穫
国際サッカー連盟(FIFA)ランキング5位の北朝鮮が出場を辞退した大会で、同6位の日本女子が連覇。ただ、前回大会でも主力だったDF岩清水が「東アジアで負けてはいけない」と話すなど、優勝を手放しで喜ぶ選手は少なかった。
FIFAランキング21位の韓国との試合では、序盤にFW2人が得点し、上々の滑り出しを見せた。しかし、徐々に韓国の速いプレスと前がかりの攻撃に苦しむ展開になった。主将の澤は「前から来るプレッシャーに対して自分たちのサッカーができなかった。リズムを変える必要があったが、やることがはっきりしなかった」と、反省の言葉が続いた。
日本女子の目標を、佐々木監督は「11年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会での優勝」と掲げる。強豪の欧州勢などと互角以上の試合をする「試合巧者」(佐々木監督)になるためには、まだ克服すべき課題は多い。一方で、16歳のFW岩渕ら若手の活躍など収穫も。当面はW杯予選を兼ねて5月に行うアジアカップに向け、今大会で得た課題と収穫を基に、さらなるレベルアップを目指す。【中村有花】
○…主将としてチームをけん引した澤が大会のMVPに。日本女子初の通算150試合出場を、最高の形で締めた。「みんなに支えられて取ったMVP。節目の試合で優勝でき、思い出に残る150試合目にすることができました」。2大会連続優勝にも感慨深げで、「今回、北朝鮮はいなかったけど、前回の優勝がまぐれじゃないことを証明できた。日本開催で優勝することにも意味がある」と笑顔。31歳のエースは「今から足が速くなることはないけど、判断とか技術はまだ伸びしろがある」と、あくまで貪欲(どんよく)だ。
◆東アジア選手権女子勝敗表
勝点 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得点失差
(1)日 本9 3 0 0 7 1 +6
(2)中 国6 2 0 1 5 3 +2
(3)韓 国3 1 0 2 6 4 +2
(4)台 湾0 0 0 3 0 10 -10
最終更新:2月13日21時37分
お~強ぇ~なぁ。
男子も頑張れ~。
暗黒の稲妻
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