<救急隊誤判断>「死亡」と引き揚げ…男性、警察で目開ける
2月10日22時56分配信 毎日新聞
 さいたま市消防局は10日、出動した救急隊が意識を失っていた男性(51)を誤って死亡と判断し、病院に運ばず引き揚げていたと発表した。男性は搬送された埼玉県警大宮西署の検視室で目を開け、生きていることが分かった。別の救急隊が病院に運び、右脳出血で3週間の安静が必要だが、命に別条はないという。

 市消防局によると、10日午前9時40分ごろ、「同市西区の屋外ゲートボール場で、男性が冷たくなっている」と付近の住民から110番があった。男性は布団にくるまった状態で、市桜消防署大久保出張所の救急隊長(52)と救急救命士の隊員(41)は、あごや両腕の硬直など外観から「死亡」と判断。声を掛けながら肩をたたいたり、口元に耳を近づけて呼吸の有無を確かめるなど、初歩的な確認を怠った。救急隊員歴は隊長が20年、隊員は12年のベテラン。

 男性は「警察に運ばれるまでのことは覚えていない」と話しているという。小池健一市消防局長は「緊張感の欠如以外の何ものでもない。内規に照らし厳正に処分する」と謝罪した。【稲田佳代】

最終更新:2月11日2時31分

何かTVのコントのような冗談かと思わせるような話だが、一番びっくりしたのは警察官と消防隊員だろうねぇ。一度は死亡したと引き上げたのに警察署の検視室でいきなり目を開けたんだから。
人の命を預かるんだからもうちょっと初歩的な所から見直した方がいいかと思うんだけどねぇ。

暗黒の稲妻
BGM:シーフ・イン・ザ・ナイト (Mick Jagger/Keith Richards/Pierre de Beauport)(Byローリング・ストーンズ)