城島が虎を変えた!「チームかき回す」
2月2日9時29分配信 デイリースポーツ

 プロ野球のキャンプが1日、沖縄、宮崎でスタート。5年ぶりのV奪回を目指す阪神は、沖縄・宜野座村でキャンプインした。新加入の城島健司捕手(33)はブルペンで安藤、能見、上園のボールを受け、さらに下半身強化など精力的にメニューを消化した。「チームに刺激を与えて、かき回したい」と真弓阪神を強者へと変えるため、化学反応を起こすと誓った。
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 真弓阪神の空気が、雰囲気が、城島の登場で変わった。チームに緊張の糸を張るかのようなオーラが背番号2から伝わってくる。アーリーワークで流した大粒の汗を落としながら、チーム本隊へ加わった城島。その圧倒的な存在感、妥協を許さない厳しい視線は確実に真弓阪神を変えてくれるはずだ。
 城島自身も勝利に飢えたチームの空気を敏感に感じ取っていた。前日のミーティングで真弓阪神の現状を把握。勝つためには何をすればいいのか-。方向性は固まっていた。
 「勝ちたいという思いをみんな口にしている。負けが込むと、負けに慣れてくるんですが、口にするということは、やらなきゃいけないということをみんなが思っている。僕はそこに刺激を与えて、チームをかき回して、もっと強く、勝つという気持ちを持てるようにやっていかないといけない」
 5年ぶりのリーグ制覇へチームに“化学反応”を起こす-。そしてより強い集団へと生まれ変わらせる。勝つために何をすればいいかという考えは、初日の動きに表れていた。練習開始の1時間前に球場入りし、「向こう(メジャー)でもやってたから」とすぐさまウエートルームに。その後、全体のアップに合流し、キャッチボールを終えるとブルペンへ移動。安藤、能見、上園のボールを受けた直後に自ら歩み寄り、球種の確認や、ボールを受けて感じたイメージと本人の意見をすり合わせた。
 久保投手コーチにも気づいた点や問題点をどんどん進言するなど、シーズンで勝つための作業をこなしていった城島。同コーチは「緊張感というか、いいプレッシャーが投手陣にかかっている。メンタルトレーニングにもなる」とジョーが加わったことによる相乗効果を口にした。
 練習の合間には下柳、久保、外国人らと積極的にコミュニケーションを図った。捕球練習、ティー打撃、サーキットトレと5時間のメニューを消化し「ルーキーのときのような気分」という初日を終えた。
 初めてタテジマのユニホームを身にまとい、宿舎の鏡の前で入念にチェックしてきたが「似合わんですね」と苦笑いを浮かべた城島。3度目の新天地、新しい戦闘服になじんでくるころには、真弓阪神の姿も変わってくるはずだ。

最終更新:2月2日11時3分

まだキャンプインしたばっかなんだけど、城島の加入は今年の阪神の投手陣に大きな影響をもたらすだろうなぇ。今年はかなり熱い戦いが期待出来そうだわ。

暗黒の稲妻
BGM:Satan (The Dwarves) (ByEntombed)