iPadを体験! ボディに安定感、ゲームはサクサク動く
1月28日10時20分配信 産経新聞

 期待が高まっていたアップル製タブレット・コンピューター「iPad(アイパッド)」がついに登場した。「iPod(アイポッド)」、「iPhone(アイフォーン)」など、消費者に「使ってみたい」と思わせる商品づくりでは定評のあるアップルの新製品。60日後とされる出荷開始より一足先に、発表会直後にプレス向けに実施された展示会で実際にiPadを手に取ってみた。

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 重さ0・7キロ。手に取ってみて、驚くほど軽いというわけでないが、耐久性も要求される電子機器としては、むしろ安定感があって好ましいといえるかもしれない。

 電源を入れると、瞬時に立ち上がる。起動に時間がかかるパソコンとは別次元だ。

 操作は、9・7インチのタッチスクリーン式の画面を使って行う。ここでの強みは、iPhoneとほぼ同じ操作のため、新たにユーザーに対する説明や教育がさほど必要とはされないことだろう。

 電子メールなど、文字入力が必要な場面になると、自動的に画面下部にキーボードが現れる。また、アップルはアクセサリとして、すでに外付けキーボードも用意している。

 新たに立ち上げられた電子書籍オンラインショップ「iBooks」に行ってみる。初期画面では、本棚がスクリーンに現れる。そこに並べられた本をクリックすると、内容の紹介やレビューを見ることができる。気に入れば、即座にダウンロードし、読み始めることができる。

 外部機器接続用のポートは、iPodなどに共通する「DOCコネクタ」用ジャックが一つあるほかは、マイク、ヘッドホン用の端子があるだけ。USB端子などは装備されていない。こうした仕様を割り切りの良さとみるか、拡張性の低さとみるかについては、今後評価が分かれるかもしれない。

 OSはiPhone用を使用しているため、パソコンのMacOS X用のアプリケーションは動作しない。もちろん、ウェブ閲覧用のSafari、電子メールソフトのMailといったプリインストールのソフトでたいていの作業はまかなえるが、たとえばビジネスで多く使われるマイクロソフト・オフィスのiPad版は(今のところ)存在しない。

 こうした点を考慮してか、アップルはこの日の発表で、自社製オフィス・スイートであるiWorkのiPad版を発表した。このiWorksはMacOS X上でも動くという。

 ただし、アプリケーションという面では、すでに14万種類ものソフトが開発されているiPhone用アプリケーションが使えるのは強みだ。

 ビデオやゲームは、おそらくiPadのもっとも得意とする分野だろう。

 高画質の映画がサクサク動くのはもはや当然として、iPhoneやiPodの小さな画面で長時間、本格的に映像コンテンツを視聴するのはやはり無理があった。かといって、従来のノートパソコンでは、いかにも持ち運びに不便だ。今後、電車や飛行機、あるいは街角で、iPadに見入る人々の姿が珍しくなくなるかもしれない。(サンフランシスコ 松尾理也)

最終更新:1月28日12時49分

記事には写真があるんだが、見るとでかいiPod Tocuhという感じかなぁ。
まだ実際に見てないので何ともいえないですが・・。
今後ビジネスシーンに欠かせないツールになるかどうか・・。

暗黒の稲妻
BGM:キャン・ユー・フィール・イット(Byスコーピオンズ)