国債目標めぐり迷走=「否定」後一転し、明記を指示-鳩山首相
12月11日13時32分配信 時事通信

 2010年度予算の新規国債発行額について、数値目標を予算編成方針に明記するかどうかをめぐり、鳩山由紀夫首相の発言が11日揺れた。
 首相は国会答弁で、10年度予算編成で国債発行額を44兆円以下に抑制する考えを表明していた。これについて首相は同日朝、記者団に対し、「あきらめる話ではない」としつつ、「国民の命を守るのが政治家の務めだ。1円でも超えてはいけないとか、何らかの目標(を定める)とかの議論のたぐいではない」と語った。このため、数値目標の明示に、首相は否定的と受け取られた。
 ところが、首相はこの後、平野博文官房長官や菅直人副総理兼国家戦略担当相に対し「数字を入れた上で、予算編成の基本方針を作るように」と指示。平野氏は午前の記者会見で、「数字を入れないと、(国債発行が)青天井になる。首相としては、財政規律の考え方も一面に置かなくてはならないと(考えたのだろう)」と説明した。
 この問題をめぐっては、平野氏自身、10日の会見で予算編成方針に明記しない考えを示したばかり。10年度も税収の大幅減が確実の中、財政規律と景気下支えのはざまで苦慮する鳩山政権の姿が浮き彫りになった形だ。 

最終更新:12月11日13時33分

何かこの人は何をおやりになりたいんでしょうかねぇ。
迷走するのは毎度の事として、自分で決断出来んじゃ如何なもんでしょうかねぇ。

暗黒の稲妻
BGM:連帯(Byユーライア・ヒープ)