木星の10倍以上、巨大惑星2つの撮影成功
12月4日4時10分配信 読売新聞

 国立天文台などの研究チームは3日、太陽と同じような大きさの主星(恒星)の周囲をまわる二つの巨大惑星を、すばる望遠鏡(米ハワイ島)を使って直接撮影したと発表した。

 惑星は、いずれも木星の10倍以上の大きさで、太陽と同程度の星が、これほどの巨大惑星を持つことは考えにくく、惑星誕生の新しい理論の構築への糸口になりそうだ。

 巨大惑星は、こと座の方向に約50光年離れた場所で見つかった。主星と惑星の位置どりを太陽系に例えると、太陽から遠く離れた天王星や海王星ほどだという。

 こうした惑星は通常、主星の明るさに隠れて地球から見えないが、今回は特殊な装置で主星の光を遮り、撮影に成功したという。

 惑星は恒星の周囲を取り囲むガスやちりが集まってできたと考えられている。このため、恒星から離れた場所では、惑星の材料となるガスやちりの密度が低く、巨大な惑星はできないとされている。

最終更新:12月4日4時10分

これからの時期夜に望遠鏡で惑星を見るなんて実にロマンチックですが、くれぐれも風邪を引かないように暖かくして気をつけましょう。

暗黒の稲妻
BGM:ね~え?(By松浦亜弥)