高松塚古墳の昭和48年の調査映像を発見
11月30日22時25分配信 産経新聞

 高松塚古墳(奈良県明日香村、7世紀末~8世紀初め)で「飛鳥美人」などの極彩色壁画が発見された翌年(昭和48年)の調査風景を記録した8ミリフィルム映像が奈良文化財研究所内で発見され、30日、文化庁が発表した。奈文研は「高松塚古墳の当時の映像は他になく、非常に貴重」としている。

 フィルムは21巻で撮影時間は計31分。カラーだが音声はない。主に48年10月の高松塚古墳保存対策調査会の様子が記録され、イタリア国立中央修復研究所の技術者による石室内での壁画クリーニング作業や、佐藤栄作元首相の視察の様子なども映っていた。

 奈良県橿原市の奈文研の機材庫の棚で今年2月、写真専門職員の井上直夫さん(59)が袋に入った状態で発見したという。

 映像はこの日、明日香村で開かれた文化庁の高松塚古墳壁画劣化原因調査検討会で披露。当時の奈文研職員、猪熊兼勝・京都橘大名誉教授(72)が「大部分は私がメモとして撮影した」と証言した。

 また、会合では、壁画が約1300年にわたり美しい色彩を保ったのは、炭酸カルシウムを含む壁面の漆喰(しつくい)成分が再結晶化し、壁面を乳白色の膜でコーティングしたことが大きな要因とする肥塚隆保・奈文研副所長の研究成果が発表された。

その当時の映像技術で8mm だったんですねぇ。
まぁ音声が無いのはしょうがないとして、保存状態がよっぽどよかったんでしょうねぇ。
普通だったら劣化して殆ど見られなかったでしょうし。
ラッキーというべきでしょうかねぇ。

暗黒の稲妻
BGM:The Wizard(outtake)(ByBlack Sabbath)