オオスズメバチに注意!=秋に攻撃性増加-香水、整髪料に反応も
秋の行楽シーズンは、オオスズメバチが最も活発化する時期だ。紅葉狩りへ行くような山でも、毎年刺されて死傷者が出ていることから、玉川大学農学部の小野正人教授は「とにかくハチを刺激しないことが重要」と警鐘を鳴らす。(時事通信)
この時期特に多いので注意が必要ですが、Wikipedia のスズメバチにこんなのがあったので一応明記しておきます。
刺されないための注意
スズメバチ類は巣の防衛行動をもつため、巣から10m以内に近づくと警戒行動をとり接近者の周囲を飛び回る。接近者はその時点で早急にその場を離れること。次の段階としてスズメバチは左右の大顎を噛み合わせて打ち鳴らし、「カチカチ」という警戒音を出し威嚇してくる。それでもその場に留まったり、巣の近くを通る等刺激を与えると集団で攻撃される。
オオスズメバチやキイロスズメバチは巣への接近者を突然攻撃してくる場合があるので、近寄るのは大変危険である。特にオオスズメバチは多くのスズメバチ類が基本的に自らの巣のみを防衛するのに対し、夏季には、クヌギなどの樹液の浸出部を、樹液を成虫の餌とするため同じ巣のメンバーで占拠した場合、自らの巣と同様に浸出部を防衛行動の対象とする。また秋季には、集団攻撃によってミツバチや他種のスズメバチの巣を襲撃し、反撃するその成虫を根絶やしにした後、それらの巣から幼虫や蛹を自分たちの幼虫の餌として搬出するという行動をとるが、行動中はそれらの巣もまた自らの巣と同様に防衛行動の対象とするので、危険である。
さらにオオスズメバチが他種のスズメバチの巣を襲う秋季も、多くのスズメバチ類がオオスズメバチへの警戒態勢を強めて巣の防衛行動を強く活性化させていることから、注意を要する。
香水や黒い服もスズメバチを興奮させるおそれがあるので、夏・秋に山や森に行く場合は香水や黒い服を控えるべきである。というのも、香水には、しばしばスズメバチ類の警報フェロモンと同じ物質が含まれているからである。特に多くの果物にも含まれている2-ペンタノールは、オオスズメバチの場合最も活性が強いとされている。また、黒い服は、スズメバチ類がしばしば幼虫や蛹の捕食者として攻撃標的とするからである。ヒトを含む大型哺乳類の弱点が黒色部分(眼や耳孔など)であることから、黒色あるいは暗色部分を識別することによって攻撃行動を活発化させる行動特性を刺激すると考えられている。 また、防護服などは概ね白いが、だからといって白い服なら絶対安全というわけではない。例えば夜になると、逆に白い服は攻撃されやすいとされる。これは、色のコントラストが強いものに反応している為と考えられている[要出典]。
また、バーベキュー等アウトドアでの飲食する場合に散見されるのは、飲み残しや飲んでいる最中に一時手を離して放置された清涼飲料水やアルコール飲料の缶内にスズメバチが潜り込み、再度飲もうとする時などにこれに口などを刺される事故である。スズメバチは成虫の活動に必要な糖分を求めてビールやいわゆる缶チューハイと呼ばれる一連のアルコール飲料や、各種清涼飲料水に誘引されるので、飲まないときはクーラーボックスにしまう、缶入り飲料を避けるなどスズメバチを寄せ付けないよう注意を払うこと。また、飲料の空き缶やゴミは必ず持ち帰ること。
また、腹部のみの死体でも触ると反応して刺してくるため、触らないこと。
刺された場合の対処法
ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。免責事項もお読みください。
対処法は虫刺病も参照
日本国の平成15年人口動態統計では24人がスズメバチによる刺傷で死亡している[4]。これは熊による死者数の数倍で、有毒生物による生物種類別犠牲者数では最も多い。死因はショック死が主で、毒液の直接作用によるものは少ないとされる[5](ハチによる死亡事故の殆どがアナフィラキシーショックによるものと言及されている)
刺されると、直後から非常に強い痛み、数分後には患部の炎症と腫れ、体温の上昇等の症状が起こる。またハチ毒の中には神経毒の成分も含まれるため、一度に大量のハチに刺され、注入された毒の量が多いとハチ毒そのものが原因で麻痺が起き、やがて呼吸不全や心停止に至る。
刺された場合は、さらに集団で襲われることがあるので、スズメバチの攻撃行動をより刺激する危険のある大きな身振りを控えつつ、まずは速やかにその場から離れる。そして、冷やしながらできるだけ早く病院に行くべきである。毒液が目にはいると場合によっては角膜の潰瘍を引き起こし失明することがあるので、すぐに水で目をすすぎ病院で治療を受ける必要がある。過去に刺されたことがある場合は、たとえ前回大事に至らなくても免疫系の記憶システムにより短時間でアナフィラキシーショックを起こす可能性が高くなり、場合によっては死に至ることもあるので非常に危険である。アナフィラキシーショックを起こしている場合は、気道内の浮腫や大量の分泌物による閉塞により呼吸困難に陥り死亡する。刺されてから1時間以内の死亡例が多く報告されている[6]、意識朦朧、血圧低下、発疹や浮腫(膨張)の症状が出たら、速やかに医師による適切な治療がされることが望まれる。
応急処置
・医師から処方を受けるなどの方法で事前にアドレナリンを主剤とした自己注射薬のエピネフリン製剤(エピペンなど)を入手している場合は、これを用いることによって一時的にアナフィラキシーショックの症状を緩和することができる。ただし、これも補助的な役割を果たすだけに過ぎない。
・傷口をつまんだり吸引器を用いる方法で毒液を体内から外に出す。この際、口で毒液を吸い出してはならない。(口に傷があった場合、そこから毒が染み込む可能性があるため)
・傷口を流水ですすぐ。(患部の冷却と毒液を流出させるため)
医師による治療の例
・神経毒への対処:酸素吸入、強心剤、昇圧剤、利尿剤の投与。
・アレルギー症状への対処:抗ヒスタミン剤、副腎皮質ホルモン剤、ステロイド投与の投与。
・刺傷部位、副腎皮質ホルモン剤軟膏、ステロイド系抗炎症剤軟膏の塗布。
毒を不活化させるためタンニンを含むもので傷口を洗うことは非常に効果的である[要出典]。この目的にはタンニン軟膏を使用するのが最良ではあるが、身近にあるお茶(は特に番茶)にもタンニンが多く含まれており代用することができる。抗ヒスタミン剤やステロイド系抗炎症薬を含む軟膏があれば、それを塗るのもよい。 なお、俗に言われる「アンモニアが効く」というのは迷信であり、尿などつけない方がよい。これは同じハチ目であるハチやアリの毒液成分の分析がまだ十分でなかった時代に、例外的に刺針を有しないヤマアリ亜科のアリがギ酸を大量に含む毒液を水鉄砲のように飛ばして敵を攻撃することが知られていたことから、他のハチ目の毒の主成分もギ酸であろうと考えた拡大解釈による誤解である。ヤマアリ亜科以外のハチ目の毒にはギ酸は含まれておらず、アンモニアによる中和効果は期待できない。また、アンモニアを含むからとして尿を用いる民間療法もあるが、人の尿に含まれる窒素排泄物はアンモニアではなく尿素であり、そもそも効果を期待しているアンモニア自体、腐敗させて尿素を分解しない限りは含まない。要するに、「蜂の毒にはアンモニアは無効であり、さらにそのアンモニア自体、尿に含まれない」のである。健康人の新鮮な尿なら無菌であるので感染症の心配はないものの、不快なだけで無益である。
(Wikipedia スズメバチより一部抜粋して転載 フリー百科事典)
最近よく見かけます。くれぐれもご注意ください。
暗黒の稲妻
BGM:蝉しぐれ(By高石ともや)
秋の行楽シーズンは、オオスズメバチが最も活発化する時期だ。紅葉狩りへ行くような山でも、毎年刺されて死傷者が出ていることから、玉川大学農学部の小野正人教授は「とにかくハチを刺激しないことが重要」と警鐘を鳴らす。(時事通信)
この時期特に多いので注意が必要ですが、Wikipedia のスズメバチにこんなのがあったので一応明記しておきます。
刺されないための注意
スズメバチ類は巣の防衛行動をもつため、巣から10m以内に近づくと警戒行動をとり接近者の周囲を飛び回る。接近者はその時点で早急にその場を離れること。次の段階としてスズメバチは左右の大顎を噛み合わせて打ち鳴らし、「カチカチ」という警戒音を出し威嚇してくる。それでもその場に留まったり、巣の近くを通る等刺激を与えると集団で攻撃される。
オオスズメバチやキイロスズメバチは巣への接近者を突然攻撃してくる場合があるので、近寄るのは大変危険である。特にオオスズメバチは多くのスズメバチ類が基本的に自らの巣のみを防衛するのに対し、夏季には、クヌギなどの樹液の浸出部を、樹液を成虫の餌とするため同じ巣のメンバーで占拠した場合、自らの巣と同様に浸出部を防衛行動の対象とする。また秋季には、集団攻撃によってミツバチや他種のスズメバチの巣を襲撃し、反撃するその成虫を根絶やしにした後、それらの巣から幼虫や蛹を自分たちの幼虫の餌として搬出するという行動をとるが、行動中はそれらの巣もまた自らの巣と同様に防衛行動の対象とするので、危険である。
さらにオオスズメバチが他種のスズメバチの巣を襲う秋季も、多くのスズメバチ類がオオスズメバチへの警戒態勢を強めて巣の防衛行動を強く活性化させていることから、注意を要する。
香水や黒い服もスズメバチを興奮させるおそれがあるので、夏・秋に山や森に行く場合は香水や黒い服を控えるべきである。というのも、香水には、しばしばスズメバチ類の警報フェロモンと同じ物質が含まれているからである。特に多くの果物にも含まれている2-ペンタノールは、オオスズメバチの場合最も活性が強いとされている。また、黒い服は、スズメバチ類がしばしば幼虫や蛹の捕食者として攻撃標的とするからである。ヒトを含む大型哺乳類の弱点が黒色部分(眼や耳孔など)であることから、黒色あるいは暗色部分を識別することによって攻撃行動を活発化させる行動特性を刺激すると考えられている。 また、防護服などは概ね白いが、だからといって白い服なら絶対安全というわけではない。例えば夜になると、逆に白い服は攻撃されやすいとされる。これは、色のコントラストが強いものに反応している為と考えられている[要出典]。
また、バーベキュー等アウトドアでの飲食する場合に散見されるのは、飲み残しや飲んでいる最中に一時手を離して放置された清涼飲料水やアルコール飲料の缶内にスズメバチが潜り込み、再度飲もうとする時などにこれに口などを刺される事故である。スズメバチは成虫の活動に必要な糖分を求めてビールやいわゆる缶チューハイと呼ばれる一連のアルコール飲料や、各種清涼飲料水に誘引されるので、飲まないときはクーラーボックスにしまう、缶入り飲料を避けるなどスズメバチを寄せ付けないよう注意を払うこと。また、飲料の空き缶やゴミは必ず持ち帰ること。
また、腹部のみの死体でも触ると反応して刺してくるため、触らないこと。
刺された場合の対処法
ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。免責事項もお読みください。
対処法は虫刺病も参照
日本国の平成15年人口動態統計では24人がスズメバチによる刺傷で死亡している[4]。これは熊による死者数の数倍で、有毒生物による生物種類別犠牲者数では最も多い。死因はショック死が主で、毒液の直接作用によるものは少ないとされる[5](ハチによる死亡事故の殆どがアナフィラキシーショックによるものと言及されている)
刺されると、直後から非常に強い痛み、数分後には患部の炎症と腫れ、体温の上昇等の症状が起こる。またハチ毒の中には神経毒の成分も含まれるため、一度に大量のハチに刺され、注入された毒の量が多いとハチ毒そのものが原因で麻痺が起き、やがて呼吸不全や心停止に至る。
刺された場合は、さらに集団で襲われることがあるので、スズメバチの攻撃行動をより刺激する危険のある大きな身振りを控えつつ、まずは速やかにその場から離れる。そして、冷やしながらできるだけ早く病院に行くべきである。毒液が目にはいると場合によっては角膜の潰瘍を引き起こし失明することがあるので、すぐに水で目をすすぎ病院で治療を受ける必要がある。過去に刺されたことがある場合は、たとえ前回大事に至らなくても免疫系の記憶システムにより短時間でアナフィラキシーショックを起こす可能性が高くなり、場合によっては死に至ることもあるので非常に危険である。アナフィラキシーショックを起こしている場合は、気道内の浮腫や大量の分泌物による閉塞により呼吸困難に陥り死亡する。刺されてから1時間以内の死亡例が多く報告されている[6]、意識朦朧、血圧低下、発疹や浮腫(膨張)の症状が出たら、速やかに医師による適切な治療がされることが望まれる。
応急処置
・医師から処方を受けるなどの方法で事前にアドレナリンを主剤とした自己注射薬のエピネフリン製剤(エピペンなど)を入手している場合は、これを用いることによって一時的にアナフィラキシーショックの症状を緩和することができる。ただし、これも補助的な役割を果たすだけに過ぎない。
・傷口をつまんだり吸引器を用いる方法で毒液を体内から外に出す。この際、口で毒液を吸い出してはならない。(口に傷があった場合、そこから毒が染み込む可能性があるため)
・傷口を流水ですすぐ。(患部の冷却と毒液を流出させるため)
医師による治療の例
・神経毒への対処:酸素吸入、強心剤、昇圧剤、利尿剤の投与。
・アレルギー症状への対処:抗ヒスタミン剤、副腎皮質ホルモン剤、ステロイド投与の投与。
・刺傷部位、副腎皮質ホルモン剤軟膏、ステロイド系抗炎症剤軟膏の塗布。
毒を不活化させるためタンニンを含むもので傷口を洗うことは非常に効果的である[要出典]。この目的にはタンニン軟膏を使用するのが最良ではあるが、身近にあるお茶(は特に番茶)にもタンニンが多く含まれており代用することができる。抗ヒスタミン剤やステロイド系抗炎症薬を含む軟膏があれば、それを塗るのもよい。 なお、俗に言われる「アンモニアが効く」というのは迷信であり、尿などつけない方がよい。これは同じハチ目であるハチやアリの毒液成分の分析がまだ十分でなかった時代に、例外的に刺針を有しないヤマアリ亜科のアリがギ酸を大量に含む毒液を水鉄砲のように飛ばして敵を攻撃することが知られていたことから、他のハチ目の毒の主成分もギ酸であろうと考えた拡大解釈による誤解である。ヤマアリ亜科以外のハチ目の毒にはギ酸は含まれておらず、アンモニアによる中和効果は期待できない。また、アンモニアを含むからとして尿を用いる民間療法もあるが、人の尿に含まれる窒素排泄物はアンモニアではなく尿素であり、そもそも効果を期待しているアンモニア自体、腐敗させて尿素を分解しない限りは含まない。要するに、「蜂の毒にはアンモニアは無効であり、さらにそのアンモニア自体、尿に含まれない」のである。健康人の新鮮な尿なら無菌であるので感染症の心配はないものの、不快なだけで無益である。
(Wikipedia スズメバチより一部抜粋して転載 フリー百科事典)
最近よく見かけます。くれぐれもご注意ください。
暗黒の稲妻
BGM:蝉しぐれ(By高石ともや)