【麻生ぶら下がり】「党首討論にならなかった」(17日夜)
6月17日20時39分配信 産経新聞
 麻生太郎首相は17日夜、民主党の鳩山由紀夫代表と行った2回目の党首討論について、「質問に対する答弁の形みたいになったので、党首討論というような形にはならなかった。外交、防衛問題や施策の財源が論議できていない」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

 【党首討論】

 --今日、2回目の党首討論が行われたが、感想は

 「感想? そうですね。郵政の問題など国民の関心がおありのところについては、十分に説明ができたと思っています。ただ、質問に対する答弁の形みたいになりましたんで、党首討論っていうような形にはならなかったんだと思っています。従って今、両党間で外交・防衛問題とか、またいろいろな施策に対する財源の問題など、これ、論議としてはできていないと思っていますんで、この点について、次回っていう話を今日、委員長にお願いをしましたけれども、こういった両党間の違いっていうのをきちんとする。そういった機会ができればなぁという感じが、感想っていやぁ、そういうとこかな」

 --財源と安全保障を改めて議論したいと

 「はい」

 --国会であと、いつまでに何回くらい討論したいと

 「さぁ、そらな。前々から申し込んであってもお受けになりませんでしたからね。何回といっても、こちらの希望通りになるわけではありませんので」

 【都議選】

 --東京都議選についてうかがう

 「何選?」

 --都議選

 「あっ、都議選。はい」

 --昨夜、自民党幹部が首相があれだけ選挙区を回っているのだから、覚悟を決めているのだろうと指摘する声も

 「覚悟? はい」

 --このように、自民党内から都議選の結果と場合によっては首相の責任問題に結びつけるような声も上がっているが、こうした声について

 「あの、都議選に限らず、千葉の選挙(千葉市長選)についても、また、静岡の選挙(静岡県知事選)についても、いろいろ選挙はありますけれども、党を挙げてやるという党の方針が決まってるんだと思います。従って、都議選に関して、(自民党の)総裁としてできる限り応援に行くということを決めておりますんで、党として当然のことだと思いますが」

 --衆議院解散・総選挙を前に、結果は直接総理の責任には結びつかないと。都議選と衆院選は別だという認識でよいか

 「地方選挙と総選挙は全然別です」

 --6月7日だが、首相自身が、「引き続き都議会においても政権政党第一党でありつづけたい、ありつづけねばならぬ」と言ったが、都議選の勝敗ラインはどう考えるか

 「地方選挙の勝敗ラインを総裁が決めるなんてことは、考えられませんけど。少なくとも総選挙の前の地方選挙において、地方選挙においてもぜひ、勝ってもらいたいという気持ちを言うのは当然だと思いますが」

 【沖縄返還の密約】

 --昨日の東京地裁の情報公開訴訟で、昭和47年に沖縄返還に関連して日米間で取り交わされたとされる密約について、東京地裁の裁判長が、文書を保有していないと説明する国側に合理的な理由を説明する責任があるのではないかと述べ、国として説明責任を果たすよう求めたが、どう説明するか

 「少なくとも密約はありません。ずっと一貫して申し上げてきていると思いますが、それから、今の話は外交文書の話なんで、基本的には外務省に聞かれるのがアレで、いずれにしても係争中の話なんで、何とも答えようがありません」


最終更新:6月17日20時39分

何か水と油という気がしますが・・・。

暗黒の稲妻
BGM:砂に消えた涙(By憂歌団)