昔、好きな絵本があった
先日、古本屋でそれを見つけたので久々に読んでみた
内容はタイトルの通り
昔々、仕事の忙しい神様は動物に手伝ってもらうことにした
「1月1日の朝、私のところに来たものから順に私の手伝いをしてもらう
来てくれたものには12年に一回、一番偉くなる権利をあげよう」
それを聞いて動物たちは大喜び
しかし忘れんぼのネコさん
いつ神様のところへ行けばいいのか忘れてしまいました
そこでネズミさんに聞きました
しかし競争率を下げようと思ったネズミさんは
「1月2日だよ」
と、ウソを教えてしまいました
さて、12月31日の夜のこと
足の遅いウシさんは夜のうちに出発することにしました
1日の朝、ウシさんは一番乗りで神様のところへと着きました
しかし門をくぐる直前
ピョン
と、ネズミさんが先を越しました
早くに出発した牛さんに気付き、背中に乗っていたのです
それでネズミは1番、ウシは2番になりました
次に着いたのはものすごい勢いで走りこんできたトラさん
その次はピョンピョン跳ねて到着したウサギさん
タツさんとヘビさんは競争して入ってきました
ほとんど同時に門をくぐった二人は門番に勝敗を聞きました
「ヒゲの差で、タツさんの勝ち」
これで半分の6番目まで決まりました
日が少し高くなった頃
ウマさん、ヒツジさん、サルさんが順に到着しました
ニワトリさんは今日に限って大寝坊
悔しがりながら10番目
「そろそろお昼だし、もういいかな」
門を閉めかけたとき、声がしました
「待った待った~!」
イノシシさんとイヌさんです
二人は大急ぎで近づいてきます
やっぱり速いのはイノシシさん
でも、急には止まれません
閉まった門に激突してしまいました
その隙にイヌさんが入って、イノシシさんはビリっけつ
これで今の十二支の出来上がり
話は飛んで2日の朝
「やった、一番乗り!」
大喜びで入ってきたネコさんに門番は言いました
「それは昨日の話、顔を洗って出直しておいで」
それを聞いてネコさんはやっと自分が騙されたことに気付きました
それからのことでした
ネコは自分を騙したネズミを追いかけまわし
門番に笑われないよう、頻繁に顔を洗うようになったのです