私は死後について考えるのが大好きである


天国や地獄

楽園や破滅した世界

善悪を決める裁判官

この世とあの世を分ける長い河


これらを考えるとわくわくして仕方がない


まぁもっとも

早く死にたいわけではないけども


さて、今日はそんな死後の話

私がいつかどこかで聞いた話・・・



地獄

そこは罪を犯した魂が落とされる罪滅ぼしの空間

生前犯した罪により、そこにいる長さと与えられる苦しみが違う

しかし、人は罪多き生き物

ゆえに容易く地獄へと落とされるのだとか

戦国時代に名を聞かせた武将は勿論ここへ連れられた

そしてかの有名な大泥棒

『石川五右衛門』も窃盗の罪によって地獄へ落とされた


あるとき、地獄へ魂が来なくなった

現世で出回った『免罪符』の仕業である

この札は、買えばどんな罪人でも極楽浄土へ行けるという

この札のせいで罪人が許され、

地獄へ落ちる者がいなくなってしまったのだ


地獄の番人は考えた

あの札を放っておくことはできない

ならばどうすればいいのか、と

そこで抜擢されたのがあの石川五右衛門だった

番人は罪を軽くすることを条件に、

現世から免罪符を盗んでくるように命じた


流石は五右衛門

現世に舞い戻った彼は見事な仕事ぶりで免罪符を盗んだ


・・・が

彼がその札に触れたとたん

まばゆい光が彼を包んだ


そう

免罪符の力によって彼の罪が許されたのである


そんな事もあり

大泥棒石川五右衛門は現在、天国で静かに暮らしているという・・・