仮想空間
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ふぃっくっしょん

月が・・・月が行ってしまった・・・・


「朝になってしまった・・・もう行かなければ・・・」


そういったあなたも行ってしまった・・・・


玄関で見送る後ろ姿・・・・・


白い制服がまぶしくて目を細めてしまった・・・・


少しだけ振り向いたその顔はやさしく微笑んでいた・・・・


制服・・・いつのこと?軍服?


部屋に戻るとテーブルの上に手紙が・・・


手紙?手紙・・・手紙・・・


そして・・・私は.目覚める・・・



ふぃっくしょん

月明かりに満たされた部屋・・・


動かない影・・・


このまま朝などこなければいい・・・


このままふたり月明かりに消えてしまえばいい・・・


窓辺から月をみつめる・・・


「消えてしまいそうだ・・・手のひらに落ちた雪のよう・・・・」


もうすぐ朝が来る・・・あの月が行ってしまうように・・・


あなたも・・・


わたしはあなたを忘れた?忘れてしまったの?


わたしは・・・・



そして、わたしは目覚める・・・




ふぃっくしょん

頬を包む手・・・静かな呼吸音・・・・


「忘れない・・・忘れはしない・・・約束しよう・・・」


「もし・・・君の元へ私が帰らなければ・・・私をお忘れなさい・・・」


「記憶の中の私が君を苦しめることのないように・・・」


言葉がでないたった一言なのに心の中で叫んでいるのに・・・


行かないで・・・行かないで・・・・


「その時は・・・私をお忘れなさい・・・・・」


・・・そして・・・私は目覚める・・・・