第一部 完 | EGO

第一部 完

コメントも返さずすみませんでした
これまで散々なことがありましたが終止符が打たれようとしています
ニュークラブに異動になってからというもの
俺を管理している上司から日々扱かれて参りました
しかし上司の実態が少しづつ頭角を出し
今まで以上の無秩序なものとなっていったのです
店内がピークに達してくると付回しをすることに対しイライラが抑えられない上司T
どこにキャストが抜けているか または長くつけっぱになっているか手助けをするのだが
(ウェイター業務エスコート業務をしながら 持ち番も前半なら全テーブル把握するところまではきていた)
「なんじゃおまえ!!!そんなんだったらおまえがしろ!!!」と 手助けのつもりもキレられる毎日
普通に手があがったりもしたがそれならまだ許せるが俺が許せなかったのはそんなことではなかった
営業準備からたった二人きりの中 会話もないわけではない
対等に話しをすると 口の聞き方だとか くだらない意見をたくさん指図された
(タメ口とかではなく)
結局 こいつの扱いははいはい俺に言わせたいのである
次の日からうまく下手に出てよいしょよいしょを演じる
そうすると見る見るうちに機嫌もよくなり
仕舞いには
「おまえ最近変わったよな~よくなったよ!カラッとしたというか」という
偉そうなやつ程 ほめ殺しに弱いと聞いたことがあるがまさにこれだった



くだらない武勇伝やら賭け事の話しを毎日話されて退屈でめんどくさいこと極まりなかった
心にもなく
「そうなんですか~すごいっすね~」と返してればTは鼻高々になっていた


次第に俺のことを弟分みたいな扱いにしようとしてるのもわかった
事のはじまりはアルバイトウェイターを社員としていれるように俺とタッグを組み飲み屋につれて落とそうというのだ
金はTと俺の半分ずつで了解はしていたが
とんでもない事態になる
仕事後に「しょうき」に集合となり後ほど二人は現れた
ここでは男気っぽい話をごまんと聞かされ
酒も入り俺に対し
「こいつは最初どうなるかと思ったが最近
すごい素直になってきてこいつにいろいろ教えていきたいと思ってるんよ 今ではかわいいやつよ」
と勝手になりきってやがる始末
おめでたいにも程があった
飲み屋でのまずい晩餐は段落し
ガールズバーにいくことになった
正直乗り気ではなかったがここで断っては今まで仕立て上げてきたのが水の泡になってしまうので強制的に動向
ガールズバーに着いた矢先
そこで待っていたのは 会社で普段仲のいい後輩と同じお店のエスコートがいた
訳はガールズバーで働いている女の子と幼馴染だという そしてその子の誕生日だったらしく楽しく飲んでいたそうな…
それから二時間は飲んでカラオケをしてはワイワイしていたが 隣にいるTは2まわり年が上なだけあって面白くはなかったであろう
なにかしら突っ込み(手をあげたり顔を強くつねったり)を俺にしてくる
普段飲まない俺もさすがに長時間の酔いに限界が来てお手洗いにて意識が飛んでいた
気付けばゲロまみれの中俺は便座に座っていた…
意識を取り戻したのはアルバイトの子がドア越しで俺の名前をよんでくれていたのだ
気を取り戻しフラフラの中 俺は席に戻るとご立腹したTがいた
どうやら先に俺と仲のいい後輩は帰っていた様子
精算はTがすませていた
その日は最後まで演じきって帰ることができたが さすがにプライベートまで精神削られて 非常に疲れた
次の日にTと会うなり 割り勘でのお金を請求されたが目を疑った
俺とTが半分出し合って5万だという
おかしい
飲み放題 しかも安いを売りにしているお店でこんなことがありえるのだろうか…
たしかに人数はいたが 一人一万にもならないだろう
エスコートの子に詳細を聞くなり
「本当は7万だったところを安くしてもらってるんですよ」というが おかしすぎる
まんまとTはボラれていたのだ
しかたなく俺は半分出したが 本当に後悔している


これなら最初からボッたのラウンジいった方が楽しめたわ
ガールズバーといっても肉豆みたいなやつが2人いて会話っちゅう会話もなくお友達に合わせてるんだから
Tも隣にいて人生最高につまらない社交場と化した
これでまぁTもこりたかと思いきや次は金ないから 一円パチンコでもいこうやとお誘いが
もう本当にくだらない大人ってやつだよ…
これで断るのも面倒だったので付き合うことに
話は遡るが 会社では金銭 賭け事が禁止とされている
しかし俺の周りにはいつもお金を貸してくれといってくるやつらがいた
身の上話をされて同情して貸してしまう俺も愚かなんだがね…
それに対しTは口をすっぱくして俺にいっていた
「おまえふざけんなよ」と 影では「あんなカスに金かりてんじゃねぇ」とまで
しかし!!
このパチ屋が後に俺の武器になるとは思わなかった
一円パチといえども朝一からノーボーナスは底が見えてしまう
一つ席を空けて同じ機種をプレイ中
時間はお昼にさしかかろうとしていた
俺はなんとかプラマイ0の勝負をしていたが 後ろからポンポンと肩をたたくものがいた
Tだった
用件はというと
お金が尽きたそうで
ホロにがい顔で俺に「5千円だけかして」と甘えてきたのである
口をすっぱくしていわれて来たことはもちろん忘れはしなかったし
ようやく貸しができたと思い 俺は喜んでお金を貸した

それから更に時間は経つ
俺は台を移動してから大きくプラス収支まで持っていっていた
止まらない連荘中 台のガラスにドンヨリした人影がうつっていた
またもTだった
人の連荘を面白くなさそうに見て 発した台詞が
「もうおいは帰るけん 最後に一万だけ貸して」と
俺はうざったいので一万を手短に渡しとっととTを追いやった
これで一つTは俺に大きな顔を出せない様になった
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すみません まだ長くなりそうなので今日はここまでにいたします