【第一章】

 

近代日本と世界情勢

 

 

第二次世界大戦が終結後、

約70年が過ぎました。

 

宗主国である米国の支配下になって

同年が経ったということです。

 

 

それ以前にも日本は戦争し、

勝利してきましたが、

それに大きな意味があったのかは

正直疑問ではあります。

 

東アジア地方では

日本軍のおかげで開発が進み、

 

今でも日本人がいたおかげで

文明レベルが上がったと

認識する人々は多くいます。

 

 

支配ではなく統治によって

生活水準を上げる方法を伝授し、

 

老人からの口伝えで知った

日本人の行いを未だに

称えてくれているそうです。

 

 

年配者の多くは日本語を覚えており、

その言葉はその地域に

根付いたものになっています。

 

パラオでは『オカネ』『オツリ』

『デンキ』『センキョ』など、

現地の人の日常用語として使われています。

 

 

おもしろいのは『センキョ』

占拠ではなく『選挙』。

 

民主的自治を推進していたことが

このことからも伺えます。

 





一方で、

第二次世界大戦中では

残忍な行動も行った日本人。

 

これについては

お互い様な部分もあるが

同等レベルの民族が争う場面では

起こりえることなのでしょう。

 

 

他国へ侵攻しつつ、

同種の民族文化を増やしていく。

 

そもそもこれが人間の本能に

根付いているものなのか。

 

本来の日本人のやり方とは

まるでかけ離れたものではないのか。

 

 

全世界を巻き込んだ

一部の者の我欲による価値の強奪。

 

この数百年あまりで

人類の行動は変化してきました。

 

 

民族を殺戮し、土地を奪い、

我が国だと宣う人種たち。

 

その後の傲慢な経済活動。

 

 

ユダヤ人が云々という話ではない。

 

ヨーロッパから始まった

我欲が本能に組み込まれた

アングロサクソン民族の血が

そういう特徴なだけだと

僕は推察します。

 


クリストファー・コロンブス




今からたったの

500年前です。

 

世界の各地域だけで収まっていた

我欲による権力闘争は

ヨーロッパから世界へと

伝播していきました。

 

略奪は様々な形を変え、

それが現在に続く

世界の社会形成であり、

 

未だにその真っただ中にいることを

あなたは気づかなくてはなりません。

 

 

 

【第二章】

 

YAP遺伝子

 

 

皆さん、

『YAP遺伝子』をご存じでしょうか?

 

日本人だけが唯一持っているのが

ヤップ遺伝子です。

 

縄文時代から続く日本人特有の遺伝子で

今の日本人でも一部の人は無いそうです。

 

 

これの有無が人間にどう現れるのか、

審議は定かではありませんが、

 

世界の中の日本人の性質比較によって

推察することができます。

 

 

他人に親切、我慢強い、争いごとを嫌う、

他人を信頼し受け入れる

 

そうでない人もいるじゃないか

と言う人もいるでしょうが

世界の人種の相対です。

 

 

原始日本はそもそも

水と大地の恵みが豊富で

争う必要はありませんでした。

 

少数のコミュニティーを形成し、

離れたコミュニティーとも連携し、

 

食料や必要な物を交換し、

婚姻によって関係性を深め、

信頼関係の強固な種族になりました。

 

それが16000年前。

縄文時代です。

 

 

世界的には縄文時代は

3000年続いたとされていますが、

 

実は12000年続いていたという証拠も

遺跡から見つかっています。

 

 

西暦はたった

2000年程度です。

 

中国4000年の歴史

と言いますが、

 

漢民族の夏王朝時代のことであり、

統治主が次々変わり続けた

今の中国の歴史ではありません。

 

そもそも夏王朝は2100年前であり、

日本民族の16000年前とは

比較にならない事がわかります。

 

縄文時代が如何に古く、

如何に長期に渡って平和だったか、

このことだけでも理解できます。

 

 

 

【第三章】

 

日本人の祖、縄文人

 

 

縄文人の主食は

木の実だったそうです。

 

トチの実やどんぐりの渋みを

灰を使って煮出し、

 

渋みを取るという加工技術を

持っていたことが知られています。

 

調味料も各コミュニティーの特産を

物の物々交換することによって

 

塩味などの味付けし、

魚介類のたんぱく質も

普通に摂取していたとされています。

 

 

このことから

豊かな食生活が送られており、

 

穏やかでたっぷりした時間で

暮らしていたことが

容易に想像できます。

 

皆さんが想像している、

必死になって狩りをするという場面とは

ほど遠い生活だということです。

 

 

たっぷりとした時間の中で

物質的、精神的に豊かであったことも

現存する遺跡からわかります。

 

器に漆(うるし)を塗る技術もあり、

黒、赤に装飾されたものも出土していて、

 

現存する事実から

漆の重ね塗りの知識も

持っていたことがわかります。

 

 

皆さんも見たことがあるはず、

火焔型土器も縄文時代です。

 

 



 

 

未だに何に使っていたかという議論が

現代に行われていますが、

 

単なる『置物』、

現代でいうところのアートです。

 

 

自然の中で生かされて

生活している彼らは

本能的に地球上のすべてのものに

命が宿っていると理解していました。

 

ありのままに暮らす彼らに

ストレスの概念はありません。

神という概念すらありません。

 

つまり神事に使う理由は

ないということです。

 

 

自然という

計り知れない恵みをもたらす

絶対的な力。

それを神だとする観念が無い頃。

 

彼らの感謝と祈りは

生活の中に溶け込んだものでした。

 

 

火焔型土器は

彼らの豊かな暮らしの中で生まれた

余暇の遊び。

芸術品のひとつだった。

 

大きく燃える炎、

暮らしの中の火に対する感謝、

生命誕生の力強さを表現した開口。

 

穏やかな暮らしの中で

自然発生的にイメージする

彼らの自然に対する畏敬の念を

形にしたものが

この土器だったと想像できます。

 

 

物質的、精神的に豊かだった彼らが

争いも無く、長きに渡り

穏やかに繫栄した彼らの暮らしは、

 

今の日本人の遺伝子に

わずかながら引き継がれていった。

 

それがYAP遺伝子です。

 

 

なぜ日本人には

英語が定着しないのか?

 

過去には人知れず英国に支配され、

米国の実質属国でありながら、

英語をカタカナで表現する日本人。

 

 

これは僕の解釈ですが、

日本人は英語を受け付けないという

遺伝子なのではないか。

 


英語の文法は本来単純で

どちらかというと覚えやすい。

 

一方で日本語の習得期間は

世界のどの言葉より

長いことが知られています。

 


英語が誕生した初期の経緯は

アングロサクソン民族が

奴隷に対して指示するためだった、

 

それがヨーロッパ初期の言語になった

という説があります。

 

 

日本語のあいうえおを母音とする

発音には特別な波長があるそうです。

 

その言葉の意味することよりも

発する行為自体が

魂の伝達することであった

とされています。

 

これがいわゆる

言霊です。

 

 

風の音、虫の音、

草木が揺れる音、

 

他国の人が雑音だと認識する音を

日本人の聴覚は

言葉として認識します。

 

これは感性の違いではなく、

人種固有の特徴だと言えます。

 

 

縄文人のコミュニケーションが

人間同士のものだけでなく、

 

生き物、自然、すべてのものとの

繋がりであったということ。

 

その名残が現代の日本人にも残っている、

その証拠だと言えます。

 

 

感謝と祈りというのは

生活の中に神があり、

神の概念が無くたって

自然の中の暮らしそのものだった。

 

観念化もされていない神を

自らをも含む全ての自然だと捉えた。


そうして精神文明を豊かにし、

12000年の文明を継続していった。

 

人類という生命体が

繁栄するために必要なことの全てが

 

この縄文の暮らしにあったのです。

 

 

 

つづく→