こんばんは。
DJ Toshiです。
前回のブログから
また航空機接触火災という
大惨事が起きました…
それについては
皆さんもよくご存じと思いますので
ここで詳細に話すのはやめます。
被災地へ物資輸送へ向かうはずの
亡くなられた海上保安庁の方々には
謹んでお悔やみを申し上げます。
正直なところ、
今回の震災について
話したいことがたくさんあります。
ブログ6回分ぐらいあります。
ですが、
それは追々話すことにします。
なので二日に一回ペースで
お話するかも知れませんので、
お忙しいリスナーさんは
バックナンバーを
ご覧頂ければ幸いです。
今日は年末にぼんやりと考えていた
皆さんに伝えたいと思っていた
経済のお話。
その基礎の基礎、
お金、貨幣、価値とは何か。
大人の冬休みの読み物として
一読頂ければ幸いです。
いやウソです、
一回で頭に入らないと思うので
何度も読んでください。
あなたの財布に入ってるお金と
国のお金の違い。
初歩の初歩から話しますので
馬鹿にしてるのか!と思わず
気軽に読んでください(笑)
とにかく長いので
お時間があるときに…
前置きが長くてすみません…
『お金のお話』
1,価値の具現化
ご存じのとおり太古の昔、
人は物々交換で暮らしを
豊かにしていきました。
モノの価値を他のモノと比較して、
そのときの必要性で
上か下か相対的な価値を決めていました。
価値が合わなければ
数量で合わせたり、
後で渡すという貸し借り、
今でいう借金の元になる
概念がありました。
生活で必要なモノの価値は
たかが知れています。
より価値が高いものがあれば
必要なモノと大量に交換出来て豊かになる、
そう考えるのが
人間の知恵の進歩です。
ヨーロッパの貴族で
人気のあったお茶や香辛料、
手間と管理が大変で貴重なシルク。
日本で言えば米を作る田んぼ。
『加賀百万石』という言葉。
聞いたことありますよね?
江戸時代に加賀藩が持っていた
田んぼで作れる米の量が
百万石だったそうで、
今の価値に直すと
3240億円だそうです…
余談でした…
各国の価値が高いとされるモノが
その国の主たる価値の元になりました。
2,グローバル物々交換
同じ価値観を持つ国内であれば
価値の上限は必然的に決まります。
世界の人々が各国へ移動するようになり、
自国の文化、モノの価値を広めた結果、
それを必要とする国との
物々交換が始まりました。
3,価値基準の統一化
様々なモノが世界を駆け巡るようになり、
最終的に価値が一番高いとされるもの
『金』が世界の共通認識になりました。
『金』の価値をベースにした物々交換。
つまり
『金本位制』の元となりました。
ご存じのとおり金は質量が高いため
重量が非常に重く持ち運びに不便です。
人はその代わりとなるものを創造しました。
軽くてかさ張らないもの、
『貨幣』の誕生です。
厳密に言えば日本では
最古の銅貨が作られたのが
飛鳥時代、大和国(現在の奈良)だそうです。
しかし当然ですが、
紙に数字を書いたものがまかり通るのは、
それを代わりにしなさいとルールを作った
その国の中のみです。
4,世界の貨幣交換
これも当然ですが、
各国それぞれのモノの価値は
毎年、毎月、日々変化します。
作物の豊作、不作
製造物の不安定供給
人々の生活に変化があれば
物づくりにも影響するため
モノの価値も変化していきます。
例えば日本なら
100円で売られていたリンゴが
200円のとして売られれば、
お金を倍払うわけなので
相対的に円の価値は半分になった
ということになります。
当たり前ですね。
これわかります?
わかりやすくするなら
重さに例えるといいです。
100円玉とリンゴが釣り合う重さでした。
あるとき
100円玉を二枚乗せないと
リンゴと釣り合わなくなりました。
リンゴの重さは変わっていないのに
100円余分に使うことになります。
つまり、
リンゴに対して
100円分の仕事量が足らない、
要するに
価値が半分になったということ。
余計わかりにくいか???(笑)
何度か読み返してください(笑)
リンゴは置いといて、
対世界ではどうか?
日本のモノの価値が上がり、
日本の貨幣の価値が下がった場合、
世界基準である『金』と比較して
日本の貨幣の価値は
相対的に下がるわけです。
つまりは、
世界から見た日本そのものの価値が
下がったという見方になります。
グローバル経済になった近代世界では
すべて相対的な価値で認識され、
それが国力そのものだということです。
5,『金』本位制からの脱却
『金』の価値を基軸にした
世界の価値基準だったわけですが、
実際に『金』を扱って
取引をしていたわけではありません。
代わりになる貨幣があります。
その貨幣の価値を
大きく上げて世界へ示した、
それが『米ドル』です。
『金』は物質であり、
採掘には限界があります。
しかし貨幣というものは
人の創造物であるため際限がない。
物質としての『金』が無いから
経済が頭打ちになり、
文明終了となるのは
全くのナンセンスです。
そもそも物々交換の
最高位だっただけの『金』。
その代わりとなる貨幣が
流通している近代社会では
それを基軸にするという
意味をなさなくなったわけです。
6,管理通貨制への移行
『金』の価値をベースとして
独自の通貨発行をしてきた各国。
そのベースを継承しながら
モノの価値との相対性で貨幣の価値を決める
『管理通貨制』の導入を決めました。
決めたのは大国アメリカです。
つまり管理通貨制とは
実はドルを基軸にした
世界価値というわけです。
そもそもすべての独立国は
従来から独自通貨の
『通貨発行』をしています。
モノの価値との相対性で。
『金』の価値との相対性で。
通貨発行=『国債』です。
皆さんが政府に
あなたたちの借金だと
嘘を言われている行為が
通貨発行、国債発行なんです。
ついでなのでお話しますが、
なぜ『国債発行』が
悪だとされているのか。
その理由が
『金』本位制にあります。
『金』は物質なので
足りなくなるかもしれない、
無くなるかもしれない
それを恐れて国債発行を
調整していたわけです。
国債発行に関する法律に
『公共事業への歳出に限る』
と明記されています。
この法律自体古いもので
金本位制の頃のものであり、
今となっては公共事業以外でも
国債発行されており、
事実上は意味のない法律です。
というより、
『管理通貨制』になった現代に
まったくそぐわない法律なのです。
『財務省は国債発行したくない』
その理由こそが
この当時の考え方の継承です。
今もなお引き継いでいて、
国債発行となるべく同等の税収を
上手く工作した者のみが
出世するという悪しき伝統…
国民からしたら
クソどうでもいい理由が
本当の話です。
すみません、
話を戻します。
米ドルに対して自国通貨は
高いのか安いのか。
グローバル経済の中で各国は
アメリカを中心とした経済に
巻き込まれてきたと言っても
決して過言ではありません。
それ以後、アメリカの思惑で
他国の貨幣価値さえも
コントロールされることとなります。
最後に
僕なりのまとめですが、
モノの価値とは
相対的なものです。
人が必要とするから発生する
必然的な事象です。
その昔、電気もなかったころは
火が起こせればそれでよかった。
電気が必要となり
エネルギーが必要となった。
食べたことのない他国のものを
欲するようになった。
生きることに必要のない
『贅沢なモノ』が必要になった。
文明と称する人類のエゴ、
人間の業が作り出したものが
今のグローバル経済。
事実日本は『プラザ合意』という
アメリカ本位の日本円の貨幣価値を
押し付けられ今に至ります。
人の営みを豊かにするはずだった
物々交換。
それはアメリカの国力を
相対的に世界へ知らしめるものへと
成り下がったわけです。
なぜ改めて
こんな当たり前な話をするのか?
『税金の本性』
を知るベースだからです。
独立国、日本の
『通貨発行』(国債発行)
これが国民の借金ではないことを
すべての人が
完全に理解しなければなりません。
通貨発行の本質とは何か。
『管理通貨制』になった今、
日本の価値、つまりGDP、モノを作る力、
今の日本の国力そのものを
貨幣という価値のある物体を発行して
日本人の営みを未来へ繋げる行為。
僕は以前に
通貨発行はすべての国民への
投資だと言いました。
つまり国債発行は
日本の未来そのものなんです。
これを理解できていない
愚かな政府が
通貨発行する権限を持ち、
消えてなくなる税金を
国民から貪り取っているのが今です。
難しいですか?
そんなことはありませんよ。
ゴミみたいな高校の
高卒の僕が話してるんですよ(笑)
たくさん調べて勉強すれば
誰だって理解できます。
これだけは言えます。
経済を知れば
観える世界が変わります。
政治が見えてきます。
政治はイデオロギーではない。
政治は国民の生活です。
あなたの人生です。
政治の最も大事なものが
経済だということです。
金が全てではないが、
金で救える暮らしがある。
金で救える命があるんです。
税金は財源ではない。
政府の財源論は
明らかな勉強不足と
財務省との癒着です。
己が金で肥え太ればそれでいい
国民がどうなろうと
ふざけた政策、
国民を舐めた犯罪
でっち上げ、虚偽、知らぬフリ
控えめに言って
万死に値するゴミクズ政府です。
自分にとっての価値とは何か。
自分にとっての幸せとは何か。
自分の思う価値観を
俯瞰で見れば人生観も変わります。
大袈裟だと思いますか?
そんなことはありませんよ。
気づいた人から
『目覚め』は始まりますから。
ではでは、
しーゆーねくすとたいむ