会葬御礼の礼状について

喪主である僕の名前の、漢字が間違ってました。

(やってはいけない間違いだと思う。)

名古屋市は、死亡届を出した後、保険年金課に葬儀をやった証拠(例えば会葬御礼)を出して手続きすると、葬儀費の一部(5万円)がもらえる。

で、紫雲殿の担当者に、「これ、字が違うけど、これで通りますかねえ」と聞くと、

「まあ、分かるから大丈夫じゃないですか?通らなかったら、また電話下さい」と、大変気楽におっしゃいました。

で、区役所で手続きすると、アウト!

「字が違いますけど、ほんとにご本人様ですか?」と半分疑いを掛けられ、イヤな思いをする。

(字を間違えた紫雲殿がいけないのであって、役所の人は悪くない。)

で、紫雲殿の担当者に電話したが、聞いた言葉は、また信じがたいものだった。

「分かりました。正しい字で、また作ります。」これは良いのだが(良くないけどさ。)

さらに続けて、

「この礼状、『金ももらってないのに、どうして作るんだ』と、上司に叱られました」と、僕にグチをこぼす。

 

???

字を間違えたことを叱られたなら、まだ話は分かる。

でも、金は払っている。会葬御礼は、プランの料金に含まれているはず!

礼状は無料サービスではなく、セット料金として支払済みなのだ。

 

ここで、最初の打ち合わせの時、しきりにセットに含まれている各項目について、担当が削ろう削ろうとしていたことを思い出す。

この言葉を聞いて、納得できずに胸につかえていたものが、全部辻褄が合って繋がった。

そうか。そういうことか。セットに含まれている項目のいくつかは、削る方向で話をするよう、上司から言われているのだな。その上司様は、会葬御礼はプランの料金に含まれておらず、無料で「作ってやっている」というスタンスなのだな。だから、「金ももらってないのに、どうして作るんだ」なんて言葉が出るのだな。

 

思い起こせば、紫雲殿に最初に行った時、担当は僕に紙を一枚差し出した。

「安心宣言」とか書かれていて、数名の役職者の名前と、ケータイ番号がズラリ。

要は、担当者に不満な対応があれば、この役職者に直接電話しろと。

これを見た直後は、「この会社、シッカリしているかも・・」と思ったのだが、このシステム、ある前提がないと機能しない。つまり、役職者がシッカリしていて、担当が暴走した場合のみ有効ということだ。

上司様自ら、「金ももらってないのに・・」なんて言い方をしているのに、その上司のケータイに直接電話したところで、誠意ある対応があるとは思えない。

 

大体、式はもう終わってしまっているし、形式的に「すみません」と言われたところで、イオンに任せた後悔を思い出すだけで、何も変わらない。