コンバースジャパンは本物なのかな? 2024年2月
日本にいる友達からコンバースのシューズを買ってくれないかと依頼があった。
モデルはCT70
CT70は1970年代の「チャックテイラー」を復刻したモデルで、ヴィンテージ感あふれるデザイン。Chuck Taylor All Star '70
かっこいい。
わたしも彼も服、アメカジ、古着が好きで、服でつながった友達。
彼はキレイ路線に変更で今もファッショナブル。センスが良く、先端をリードしている。
わたしと言えば、10年前に購入したジーンズ・古着を着用するタイプ。
この前、久しぶりに再会した際には、お前はかわらんな。ますますやばいファッションに
なってる。街中で浮いて見えたといわれる始末。
確かにタイにいてファッションとか気にならないようになってたなーと反省。
話を戻しますが。
コンバース?そんなもん日本のどこでも売ってるんじゃないの?とわたしは彼に問う。
彼の説明ではコンバースはジャパンとアメリカがあるとのことだった。
事の発端は2001年。コンバースアメリカが倒産。
その後、伊藤忠商事がコンバース日本を設立。倒産前に商標権を取得してたのかな?詳しくはわかりません。
で、アメリカをナイキが買収したようです。
日本で販売されているコンバース商品は米ナイキ社や米コンバース社とは独立した、伊藤忠商事の所有するアパレルブランドの一つとなっているようです。
日本企画のコンバースブランドのシューズは、2005年に伊藤忠商事と月星化成(現ムーンスター)の共同出資によって設立された、伊藤忠の100%子会社であるコンバースフットウェア株式会社によって展開されているようです。
ムーンスターは元々1980年よりコンバースアメリカの日本代理店をしていたという経緯があり、一部のコンバース製品はここで製造されていたようです。
この辺の関係性によってコンバース日本を立ち上げたんだと思います。
つまり、この現実を簡単にいうと。
コンバース魂が入っていない商品がコンバースとして日本で伊藤忠商事により販売されている。
※ 一部コンバースアメリカの商品は販売されているようです。
このムーンスターで製造された一部の商品には誇らしげに『Made In Japan』とヒール部位に印刷されているようですが。。。。
どこがかっこいいのかな?
昔、リーバイスがMade In Americaを大々的に前に出した商品を売ってましたね。
わたしは買いました。
なんせ本場の開拓魂と歴史が込められた1本ですからね。
コンバースの歴史を紐解くと。
1908年にアメリカマサチューセッツ州モールデンにて創業
なんとも120年続くブランド。アメリカの開拓魂を感じます。
コンバースは西部開拓時代の匂いを感じる歴史あるブランドなんですね。
( 正確には西部開拓時代は1860-1890年とされています )
ちなみにリーバイスは1859年創業です。
以下、Wikiを転記。
コンバース訴訟
日本国内で、「コンバース」ブランドのシューズを伊藤忠以外の者が独自に輸入または販売した場合、伊藤忠が日本国内において独占的に所有する「コンバース」ブランドの商標権を侵害するため、違法となる。
これは本来なら、日本国外で製造されている「コンバース」の名称を不当に使用したコピー商品を日本に輸入したり売ったり出来ないようにするための法律だが、日本国外では正当に「コンバース」ブランドを使用する権利を持つ米コンバース社が製造した真正品にも適用され、日本国内のコンバースの商標権者である日コンバース社(伊藤忠)による許諾を得ていない米コンバース社の製品を日本に輸入したり販売したりするのは違法であると、伊藤忠側は主張している。ちなみに米コンバース社(ナイキ)と日コンバース社(伊藤忠)には資本関係はないので、米コンバース社の製品が日本で販売されることによる伊藤忠のメリットはゼロである。
米コンバース社製シューズの並行輸入を行っていた株式会社ロイヤルと、日本国内でコンバースブランドの権利を持つ伊藤忠商事およびコンバースジャパン株式会社との間で争われた「コンバース訴訟」において、知財高裁は2010年、伊藤忠側の訴えを全面的に認める判決を出した。そのような判例が出たため、日本未発売モデルが多数存在するにもかかわらず、2010年以後は並行輸入メーカーによる輸入販売はできなくなった。
つまりはこの伊藤忠商事の大人げない主張により、西部開拓魂の匂いを有するコンバースアメリカの正真正銘の製品を偽物と扱い、かなりの圧力をあらゆる方向にかけて輸入を阻止している。
並行輸入も許していない。
驚くべきところは個人使用であってもダメである。というところ。
どうしてそこまで執拗なのだろうか?
これが大手商社の伊藤忠商事がやることですか?
かなりドル箱マーケットなんでしょうね。
よく考えてみてください。この不理屈。
こう考えるとこの伊藤忠商事のやり方が不理屈過ぎて笑えて来る。
誰もがしるハイブランドのルイビトン。
中国にて中国人がルイビトンの商標登録を取得。
あのロゴデザインは丸ぱくりでそのまんま、商品デザインを少し変える。企画は全て中国国内で中国人デザイナー。
で、創業1859年にパリで操業を開始した本物は中国では偽物として扱われ、輸入販売禁止、個人使用での輸入も禁止。
空港でも通関で取り上げられてしまう。
本家本元の有所ある本物のルイビトンを中国人は手にできない。
本物の製品を手に取り、使うことができないんです。
中国人はこの魂のない商品を海外で売られているルイビトンと同じであると認識して高っかいお金を出して買って喜んでいる。
滑稽な姿じゃないですか。これ。
これ、わたし達もやってる。というか、操られてるんですね。
笑える。
伊藤忠商事さん。
少し考えてほしい。ビジネスは戦争なので利益が出れば良し。という考え方は理解できます。
このような処置をとられることについては、正直。
衣類なんで、どうでもいいといえばどうでもいいんです。
コンバースアメリカの商品がなくても、生活できます。
コンバース日本が倒産してコンバース日本の製品を使えなくても、何ら問題ありません。
魂のない、偽物を使用していても、ま、問題ないでしょう。
(わたしは嫌ですけど)
わたしが懸念することは、
伊藤忠商事のような商社に限らず、権威、権力のある団体によって
医療・食においても同様なことがなされていないかということです。
自らの利益のためにこのように利権・権利を行使して日本国民に不利益を与えていないかということです。
一ブランドのシューズでこんなことがされているんだから、食・医療においては想像を超えて横行しているのでは?
人は選択する自由があるわけですが、気づかない内にその選択ができないようにされているのではないかと。
『伊藤忠商事コンバース大人げない事件』にてコンバース日本の勝訴判決が口火となり、
食品・医療分野でも海外の優れたものが日本に入ってこなくなることがあるんじゃないかと。
大変、危惧するわけです。
わたしたちは在る物しか買えません。見た・聞いたものしか知りません。
知っていることしか見えません。
本当は良い商品がるにもかかわらず、利益のために粗悪なものを食べさせられていたり、意味のない治療を受けさせられているんじゃないかなと考えた次第です。
あなたはコンバース日本の商品に魅力を感じますか?
わたしは全く、感じません。
これを機に、他の商品・サービスについてもこれが自分にとってベストなのか?
とみていくと、他に何かもっといいものを見つけていけそうです。