お前らの忘れ物

母親の腹ん中

「ウチガワルイノォ?」

「アマイモノダァイスキ」

弱い犬ほどよく吠える

どんなバラエティーより

一番笑わせてくれる

知能不足の塊

そんなお笑いジャングル

ただ騒ぐだけ騒いだあとは

あの子の悪口でまた騒ぐ

その早口に 思わず脱帽

やめてくれ 腹が痛い(失笑)

珍獣の群れが今日も

勝ち誇った顔で歩く

ケバい化粧 肌荒れ注意報

ブランドバッグに香水

…でも足元は健康サンダル(爆笑)

嗚呼なんて素晴らしい

知能不足の集団

嗚呼なんて馬鹿なの

未来に光あれ(笑)

悔しかったら取って来いよ

母親の腹ん中に

取れないなら恥を知れ

知れないなら消えてくれ

臑齧りのジャングルへ

そしたら僕に教えて?

お前らの早口スキルをさぁ~あ~(馬鹿笑)

キエテシマエ

女を捨てた奇声の群れ


雅羅
なにが必要で

なにが優しさで

わけもわからずただ眺めてた

散りゆく星達

日が昇り また照らし

この世でただ一つ

確かな事実

空はただ 青く紅い

血を吸って 笑って

泣いてまた眠る

悪戯な夢を見る

もう少し眠りたい

目を開ければきっと

闇がまだそこに


五月蝿い静寂纏い

目が覚めた 朝の5時

鋼鉄の体を起こし

確かめる

体温 鼓動

笑顔 感触

何も変わらない自分抱きしめ

大丈夫… 呟く

肌を刺す刃を 押さえて立ち上がって

視線だけは 空を見据え

唇噛み締めて 耐え抜いて 果てて

荒い呼吸 濡れた背中

これで終わりを告げる

飼い慣らした後は

精一杯の笑顔で

知っているの?

知らないよね

こんな笑顔なんか 誰も知らない

僕さえもわからない

紅い空へ 手を伸ばす


雅羅
ねぇ どうして夢にまで出てくるの?

私の中で貴方はもう 消えているのよ

お願いだから 笑顔向けないで

邪魔をしないでお願いだから

苦しませないで

回帰させないで ねぇ

どうして どうして 貴方がいるの

私を憎んでいるの?

構わないわだって私はもう

貴方を愛していない

私はあの人と生きるの

忘れてください

忘れてください

私のことなんてもう

消してください

生きてください

夢になんて出て来ないで

必ず雨 貴方が来た日は 必ず雨

泣いているの?

それとも私を

罪で濡らしたいだけなの?

雨は嫌なの

アメハイヤナノ

私はもう ごめんなさいと

呟くのが精一杯

貴方の重みも感じてるけど

だけど私は愛していないの

馬鹿な私を許してください

馬鹿すぎて滑稽でしょそうでしょう?


笑ってもいい 嘲笑ってもいい

だけどせめて 寒い夜には

背中に毛布だけでも羽織って

だからお願い

だからお願い…


雅羅