ここからは個人的な話

 

僕にとってエリントンの音楽は癒やしの音楽としての側面があります。

 

疲れた体や落ち込んだ気持ちにすうっとなじむような心地の良い音楽だと思っています。これは、体調的・精神的に追い込まれていた時期にとりあえず何かしなくてはという思いで手当たり次第にエリントンの音楽を聴いていた弊害かも知れない。

徹夜明けに聴くエリントンが一番魅力的に感じるかも。

なんか疲れたなーってときとか気分が乗らないなーってときにいつの間にかエリントンを聴いていて元気になっているなんて事もあったり無かったりする。

 

聴かずにはいられない。そんなやばい音楽がエリントンの音楽だと個人的は思っている。

 

言葉でその魅力表そうとするとかなり難しい作業だ。全くうまく出来ない。僕の言語化能力が低いだけの可能性大ではあるが、コンマスとしてエリントンの楽曲に向き合っていろいろ言語化して相手に伝えようとすると、全く自分の解釈が陳腐で価値がないように思えてくるし、合奏していてもなんか違うななどとどうしようもない感想しか出てこなくなるし理想もまったくわからなくなる。でも、ちょっと時間を空けて音源を聴くとこいつは最高の音楽だ~やりたい!などと思い最初に戻る。こんなところであぐらをかかずにコンマスとしてどうにかする努力をしなくてはなりません。内省。

 

エリントンを聴くと学バンとしてビッグバンドジャズをやることのつらさや大変さを忘れさせてくれます。

 

純粋なジャズやビッグバンドの楽しさだとか奥深さだとか美しさだとかやる気だとかいろいろ想起させてくれます。こんな音楽がやりたいと思わせてくれる。