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《3Point Movie Review》

Filmarksに掲載したレビューの再掲・保存用ブログ

映画『マンデラ 自由への長い道』
★★★3.0点/2014.05.27


【自由や平和のために闘ったネルソン・マンデラの生涯】
①「自由と平和」
ネルソン・マンデラの自由や平和に対する思いであったり、諦めずに突き進む姿であったり、そのために犠牲にしたものであったり…。こうした彼の一生を知るにはとてもよい作品だと思う。最後まで諦めず、少しずつ味方を増やしながら前に進んでいこうとする姿にほんと感動した。
②「黒人差別問題の難しさ」
黒人差別シーンは目を覆いたくなるようなものだった。それだけ黒人の受ける扱いがリアルに描かれているということかもしれない。単一民族国家の日本ではなかなか実感できない部分だな。
③「マンデラを知らない世代だからこそ」
どちらかというと、マンデラを知る年代の方が観て楽しめる作品なのかなと思う。でも、彼のことを知らない私たちの世代も観る必要があるのではないかという感じもした。少々長い作品で、なかなかのボリューム感だったけど、飽きずに観れた。
映画『クレイマー、クレイマー』
★★★★★5.0点/2014.05.25
https://filmarks.com/detail.php/30269/3624128


【不器用な夫が一人前のパパになる】
①「男の成長を描く」
いきなり離婚を突きつけられた夫と置いてけぼりにされた子どもの親子の物語。この夫は家事なんかしたこともなくてすごく不器用。気も短くて、みてるとイライラしてくる。でも、子どもといっしょに成長していくパパが素敵。残された親子が徐々に絆を深めていくのもすごくいい。
②「裁判シーン」
裁判シーンを観てると心が苦しくなる。離婚裁判ってこんなに嫌なものなのかと。こんな仲違いになってしまう前になんとかならなかったのかな。
③「若かりしメリル・ストリープ」
メリル・ストリープが若いのも観どころ。「マンマ・ミーア」では歳を重ねた彼女をみれたけど、この作品の彼女は若くてきれい。ダスティン・ホフマンとすごくマッチしてて、リアルさが感じられた。
映画『マイ・フレンド・フォーエバー』
★★★★★5.0点/2014.05.18


【生死と向き合う2人の少年の友情物語】
①「エイズという病」
家庭環境のあまりよくないエリックとその隣に住むエイズを患ったデクスターの物語。エイズという病にまだ十分な理解がない時代だったからこそ、大切なテーマなのかもしれない。そういう時代背景も大切。
②「2人の友情と冒険心」
エイズは治療法のない病であるにもかかわらず、その治療法をなんとしてでも探し出そうとするエリックの姿がなんとも言えない。友達のためにそんなにがんばれちゃうんだなって。若さはエネルギーだなと思った。
③「母親の暖かさ」
そしてデクスターの母親が素敵。2人がむちゃくちゃやってても絶対にとがめることなく見守ってあげる姿が本当にいい。いい親は子どもを強くするんだなと実感した。とにかく何度観てもほんとに感動させられる作品。