欧州でNuova500とも呼ばれるチンクエチェントは、言わずとも知れたルパン3世の愛車の復刻版。ドイツ人から直接聞いた訳では無いが、この車は自動車大国のドイツ人を初めて唸らせたという、ラテン車にしては優等生的な存在でもある。
まず2年弱所有した上での感想をいくつか。
①デザインは意外に良い?
都会から田舎まで、日本のどんな風景にもマッチする秀逸のエクステリア。実は私は所有するまでこの車のデザインは一切も気に入っておらず、今に至っては徐々に愛着の湧いたお見合い相手の様な存在です。
②コスパが驚くほど良い!
ちょうど毎年恒例の自動車税納付の季節ですね
この車の自動車税は年29,500円です。これは嬉しい誤算。更に、大きな声で言ったら多方面から恨まれるかも知れませんが、説明書記載のオイル交換目安はなんと3万キロ。年間走行距離が多い人程、恩恵大ですよね。私は過去10年以上の年間平均走行距離が37,000キロ。って事で1、2ヶ月に一度はオイル交換時期を迎えておりましたが、今では1.5万キロ程度で交換をしておりこの頻度で乗り続けておりますが、毎回給油毎の満タン測定値は21〜23.5km/Lを維持しております。デジタルでの結果はタイヤを大きくしている為若干のマイナスですが、それでも日本車ほどの誤差は有りません。ちなみに故障は2年で一回、助手席の窓を吊っているプラ部品が外れた事のみ。走行中に雑音が出たのみで被害は最小に済みました。③唯我独尊な動力システム
875ccの2気筒ターボエンジン=ツインエアを5MTで操る事がFiat500Sの最大の特徴でしょう。ただ私は過去9台中6台がMT車なので、楽しみでもなんともなく、全くの無意識で走っておりますが。そこら辺はオートドライブ至上主義の現代日本とは無縁な仕様です。
④小さい事の一長一短
先ずは積載の限界ですが、3泊4日の家族旅行は三人家族まででしょう。と言うことはトランクのみでは数日の家族の荷物&お土産は限界があります。逆に三人家族なら見込みありです。残念な事に全員が大柄な家族の場合は厳しいかも知れません。
小さい事のメリットはどんな車よりも止める場所を選ばず(間違えなく国産軽自動車よりスマートです)、狭い都内の路地もナンノソノ。総じて云うと、小さい事による短所よりも長所の方が大きいと感じております。加えて、走行性能は本当に騙された気分。これが半年前の神奈川〜金沢往復(雪の高山越え)や、一年前の神奈川〜伊勢志摩旅行(all下道で、往復燃費は25km/l越え)それぞれ片道7〜9時間のロングドライブですが、走りも居住性も一切文句なし。
いよいよ、車は排気量やホイールベース、車重、動力源を凌駕する時代に突入したのではと、半信半疑な今日この頃です。
