僕の耳には左右それぞれひとつずつピアスの穴が開いていて、鼻にももう閉じてしもうたけど穴がひとつ開いていた。
耳は左右両方とも穴は健在で、そのうちの左耳は13歳の初渡米時サンタフェでデニスに開けてもらった。
確かサンタフェのIAIAに通いだしてすぐぐらいに「大二郎、ピアス開けたい?」みたいな感じでデニスが聞いてくるから、勿論なんでもやりたい人間の僕は二つ返事でYES!
今でこそ男子のピアスなんて珍しくもなんともないし、海外では普通に子供でもしてるけど、当時(89年)の僕のまわりでは特定のジャンルの人たちを除いて、僕の歳ぐらいの男子でピアスしてるなんて、他には少年マガジンの暴走族漫画の登場人物みたいな方々ぐらいしか、、、
まずは24k(メッキ)ゴールドのリングのピアスを買いに行き、家に帰ってさて穴開けるぞー!って段階でデニスが家人に針と糸を出してくれと頼んでる??
針はまだしも何故に糸???
針も普通の縫い針やし糸もほんま普通の縫製用の糸。
で、縫い針に糸を通し、完全に縫う準備が整ったところで、氷なんかで冷やしてもそんな変われへんから氷なんかいらん!とう言うデニスの言葉を鵜呑みにした僕の左の耳朶にそのまま、、、ズブリ、、、ぶちぶち、、、ズ、、ススススと糸が見事に貫通したのです。
これがインディアンの伝統的なピアスの開け方やから!
うちの子供達は皆これで開けて来たから!
とは、デニス談、、、
そんで、そこからがほんまに大変やった。
僕の耳朶に所在無さげにぶら下がっているフツーの糸を括って小さな輪っかを作り、その輪っかを両手で耳を挟むように摘んで、毎朝毎夕に傷がふさがるまでクルクル動かしとけと、、、
もちろん傷やから血も出るし、あの怪我した時に出る透明の液体(滲出液シンシュツエキ)がどんどん出てくるもんやから、糸にそれらが染み込んで固まってまうので常に気が付いたらクルクルせなあかなんだ。
一番辛いのは朝、糸に吸収しきれへん量の液が耳朶に広がり瘡蓋(かさぶた)のような状態になってて、、、、
それを、、、バリ、、、バリバリバリ、、と剥がさなあかんくてね、
痛いのよそれが、、、
それを一週間ほど続けたけど、一向に傷が落ち着く様子がなかったのと早くピアスを着けたかったから、もう大丈夫なってきたわ〜って嘘ついて金のリングピアスに交換したよね。するよね。
そしたら傷あっという間に落ちついたよねww
それから今に至るまでの約31年間左耳のピアスだけはほぼ外した事がない。
これが本当の僕とデニスとの傷な(絆)、、、
おあとがよろしいようで、、、
ちゃんちゃん
っと、今日はここまで