友達について
私は友達にとっても恵まれていると断言できる。
付き合って10年以上の友達とは必ず1回以上ケンカしているのが秘訣だと思う。何十回もケンカしたような友達もいる。
今はいい大人なのであんまりケンカしないけど。
高校生のときは特にすごかった。なんの火種もないところから、あっという間に大火事に。ケンカの当事者以外の友達も、火を消すどころか大きなうちわで扇ぐ扇ぐ。
当時はそれをケンカとは思っていなかったふしがある。話し合い、あるいは議論と か。
思い返せば、価値観をぶつけ合うことになんの遠慮もいらなかった貴重な時間だった。ちょっとは遠慮しろよ、と言われたり。エキサイティングで鼻息も荒かった。青くて若くて苦かった。しみじみ。
今でもときどき会う。降り積もったそれぞれの時間を最初は少し感じる。知ってるだけでもいろんなことがみんなにあって、知らないいろんなことはもっとあるに違いない。でもなんだか、根っこのところは全然変わってないじゃないかと、すぐにわかる。
離れててもつながってると思うけど、最近ネットやら携帯やらで、ほんとにつながることがすぐできる。なんかすごい。職業とか性別とかの目に見えるカテゴリーじゃなくて、好きなことや考え方でつながれて、そこから新しい友達も見つかるなんてなぁ。大きすぎる海を初めて見た子供のような気分だ。ちょっとこわくて、わくわくする。
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