米国4日目の終日フリー。
こちらはホテルの部屋から見える海から昇る朝日。
朝食は質素に。
朝食後、ホテルの裏側を少し散策しました。
散歩道みたいなのがあって、海はすぐそこ。
ここらはPublic Shore(公の海岸)。
ということは、Private Shore(個人の海岸、私有地海岸)もいっぱいあるんでしょうね。
爽やかで気持ちのいい朝です。
この日の予定は、
①バートという電車に乗って北へ(ユニオン・スクエア方面へ)
②ユニオン・スクエアからケーブルカーでピア39へ
③アルカトラス島へ行くか、ゴールデンゲートブリッジ(金門橋)へ行く
④時間があれば、金門橋を歩いて渡る
⑤カル・トレイン駅まで行って、サンノゼに行く(2時間)
⑥I君の研究所時代の先輩Aさん夫婦が駐在しているので拾ってもらいステーキを食べる
⑦サンノゼからホテル最寄り駅までバートで戻る(1時間)
⑧Jに電話してピックアップしてもらう
(Jはホテルでレポート作成やメール対応したい、と)
というものでしたが、Aさん曰く
「夜のバートもカルトレインも危ないので、早めの夕食にしよう」
ということで5時に待ち合わせ。そのためにはサンフランシスコの北の始発駅から3時頃の電車に乗らねばならない。ということで、かなりの時間的な制約ができた。
まずは①Jのレンターカーでバートのサウス・サンフランシスコ駅に連れて行ってもらった。私は自販機でうまく切符(カード)を買えたけど、I君は、機械が故障していて、10ドル入金したのにカードが出てこない。係員に言ったら、目的地まで乗れるQRコードが印刷された紙をくれた。おつりについては、ネットで支払うというのだけど、どうなることやら。
なんとかユニオン・スクエア近くの駅まで到着。②ケーブルカーに乗ろうと思っていたら、Temporally out of service(一時的にサービス停止中)だとかでケーブルカーが動いていなかった。臨時バスが出ていたので、待つこと30分、しかたなくやってきたバスに乗った。しかし、途中で停止し、
「ここからはケーブルカーの乗れますよ」と降ろされた。そこには既に大勢の人たちがケーブルカーを待っていた。チャイナタウンの近く。
「歩こうか」と私が言って歩き出した。
チャイナ・タウンから埠頭までかなりの距離があった。
こういう看板は楽しい。
男女の散髪のお店のようだけど、どうして「安心安心」と繰り返して強調しているのか。しかも、基本料金が不明確。米国はなぜか料金がぱっと見て、すぐにわからないケースが多いように思った。
やっとたどり着いたピア39.
なんとなく、ディズニー・シーのような雰囲気。きっとディズニ・シーが真似たのだと思うのだけど。服装を見てわかるように、それなりに涼しいんです。
ここの眺めが素晴らしい。
海の向こうにはアルカトラス島が見える。
かつての刑務所で、アル・カポネも収容されていた。
I君はアル・カポネも知らなかった。
勉強とスポーツと恋だけしていては、マフィアのドンなんて知る機会はなかったのか。
この時点で既に12時。
まだ、予定の②だ。
名物のアザラシ(アシカ?)を見物し
ピア39に別れを告げ
フィッシャーマンズワーフへ。
ここらで昼食にしたかったけど、I君はなんとしてもゴールデンゲートブリッジに行きたいらしくて。だけど、どうしたら行けるのか。バス便がありますよということだけど、どこのバス停からどのバスに乗ればいいのかわからない。
I君がスマホで調べて、近所のバス停を探した。結構離れている。そこまで歩いたけど、どのバスに乗ればいいのかもわからない。
途中、白人の赤ちゃんをベビーカーで連れている黒人女性がいたので、彼女に教えてもらい、なんとかバスに乗った。バス停探しで結構歩きましたよ、サンフランシスコのアップダウンはすごくて大変だった。
そして、バスで20分。
やっと到着。
ゴールデンゲートブリッジには少し霧がかかっていましたけど。
この橋が完成してもう90年くらいたっているんですよね。
この橋を歩いて渡っても30分くらいだったのですが、渡っていると夕食の打ち合わせに間に合わない。この時点で1時過ぎ。
さあ、どうやって、カルトレインの駅まで行くか。かなり離れている。歩いて行ける距離ではない。タクシーもなぜかいない。
I君がスマホで調べる。近くまでいくバスがあるらしい。バス停を探して、なんとか乗れました。2時ころにはバスを降りて、カルトレインの始発駅に歩いて向かいました。
まだお昼を食べていない。軽く食べたいけど、なかなか決心がつかなくて。
結局、雑貨屋みたいなところで菓子パンを買って食べました。
そして、3時頃の電車に乗って南下。約2時間です。
カリフォルニア州だけでも日本の面積よりも広いのですから、あんまり移動を舐めたらあかん。サンノゼの2つ手前くらいの駅で降りて、Aさん夫妻と合流。Aさんの車でレストランへ。まだ5時前だったので、少し散歩しました。
Aさんは31才、奥さんは28才。すごく可愛らしい奥さんでした。Aさんは研究職だったけど、本社の営業に来て、突然海外赴任。前任者が急に退職してしまったらしい。事務所の人数はたった2人。それである製品について全米をカバーしているらしい。米国東部にも南部にも出張する(飛行機で飛び、レンタカーを借りて訪問する)。うちの会社は人が少ない。いい言葉では少数先鋭と言うけど・・・。
向かったのは、LB STEAK。日本にもあるらしい。
高級ステーキハウス。
肉は和牛が多いみたい。
まだ5時なので人はまばらだ。
I君は旧交を温めていた。
Aさん夫妻とI君はかつて同じ研究所で一緒に仕事をしていた。
いろいろと懐かしい人の話などをしていた。
円安なのに、給料は同じ円ベースで、ドルで振り込まれるらしくて、かなり苦しい、とか。また車は1台は会社から貸与されるけど、一人一台は必要な国だから、もう一台買ったらしい。「まだまだローンを支払い中です」と。
私はフィレ肉8オンス(約230g)を頂きました。
分厚くて、柔らかかった。
(だけど、塩加減が強くて、しょっぱかった。でも、それは口に出さなかった)
奥さんは仕事せず、無料の英会話学校に行ったり、テニスをしたりしている様子。休日には二人でゴルフをハーフ・ラウンドしたり。
高級店ということだけど、私には、店員がうるさく感じた。
Don't distub us!と言いたかったけど、大人しくしていた。
Aさんのお気に入りの店なのだから。
ここの支払いをどうするかについても、私とI君、I君とAさん間でいろいろと事前打ち合わせがあった。私としては4-5万円まではこちらの経費でもOKとI君に言っていた。結局、Aさんの事務所で処理することになった。〆て6万円くらいだった。すっかりご馳走になったけど、Aさんからのコメントは「高級ステーキを食べるチャンスを頂き、ありがとうございます」と。
そうそう、私は赤ワインを頂きました。一番安いのを注文したのだけど、一杯2000円くらいでした。
カリフォルニアでは売上税が10%程度、チップが20%くらい。
だから46000円くらいが6万円くらいになってしまう。高い!
どうも私はこのチップシステムが好きになれない。
彼らの住んでいるアパートは1LDK(広さはわからない)で月50万円くらいだって。なんだかねぇ。会社が出してくれるんだけど、違和感がある。
食事を終えたのが7時頃。Aさんがスマホで道路の混雑状況を見て
「空いているのでホテルまで送りますよ」と。
お言葉に甘えました。J嬢には迎えに来てくれなくても大丈夫と電話しました。
8時ころにはホテル着。
TVを付けたら、トランプ関連のニュースばかり。トランプの孫娘が
「メディアはお爺ちゃんの悪口ばかり言っているけど、私は彼を個人的によく知っています。とても心温かい人です。彼ほどいつもこの国のことを考えている人はいません。彼ならばこの国を再び偉大な国にすることができると信じています」
てなことをスピーチして大喝采を受けていた。
バイデンが選挙で勝てる見込みはないように感じました。
私はこちらのスーパーで買ったメラトニンを飲んで爆睡しました。
明日(金曜日)は米国を発ちます。