第13章 ｾｶﾝﾄﾞﾁｬﾝｽ
みなさん、ご無沙汰しておりました。
Team_Dプロデューサー・ロブのブログ、
「ロブログ」へようこそ。
タイミングって本当に不思議なもの。
次から本格的な不妊治療にとりかかろうとしていた
矢先だった。
ロブは左の卵巣に
「チョコレート嚢腫(子宮内膜症の卵巣バージョン)」
という爆弾を抱えていて、
排卵日や生理のたびに
重い腰痛や生理痛に悩まされていた。
医師の先生曰く、
妊娠率を低める「かも」しれない
手術で治療でもしない限り、
最善の対処法は「妊娠すること」なので、
今すぐ処置が必要な状況でないことを確認した上で
タイミングをとりながら
早期の妊娠を目指していた。
昨年3月末に初めての妊娠がわかって
半月もしないうちに稽留流産になってしまった
けど、
その過程で
自分の抱えるコンディションについて知るに至り、
それを踏まえて
自分の体とこれからの人生に
どうアプローチすべきか定めた。
本格的に妊活し始めてから6ヶ月強ほど。
1回目で自然に授かったから大丈夫であろうと、
あとは見えない力に運を任せていたとはいえ、
毎月襲ってくる体調と気持ちのアップダウンの嵐に
少々飽き飽きし始めていた。
世の中の平均的には
そう長くなかったかもしれないし、
まだまだ自然妊娠ができる自分は
恵まれている方なのかもしれない。
仕事始めの1月4日、
早朝から婦人科の待合室には
様々な事情を抱えた患者さんで溢れかえっていた。
でも、人間って自分勝手な生き物なので、
主観的には流産の経験も含めて
気の遠くなるような日々だった。
今はまだ長いマラソンのスタート地点
に立ったばかりのような気分。
また残念な結果になっても、
このまま順調に進めても、
どちらも自分の人生。
結果はどうであれ、
それまで一生懸命歩んだ1日1日の軌跡は
誰にも奪われないのだから、
精一杯今の瞬間を楽しんで進んでいきたい。
1回目のときより、
人間として確実にバージョンアップしている
自分を信じて。
...To Be Continued
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