【なぞなぞ】
つぎのみっつのなかで、なかまはずれがひとつだけまざっているよ。どれかわかるかな?
①山賊 ②海賊 ③烏賊
【なぞなぞのこたえ】
①ばんの『山賊(さんぞく)』
『海賊(かいぞく)』と『烏賊(いか)』はうみのいきもので、山賊はりくのいきものなんだ。
先週に続き、また観劇をしてきた。
出演する役者については特に予習をしていなかったんだが、思ったよりも知ってるやつがいっぱいいてテンションが上がった。
かつてシュシュっとしていた爽やかなあいつは、とても重厚で渋いオヤジの役がアツかった。海の男の生き様に、風が哭いていたし空は怒っていた。
その他多数。
シナリオも良く練られていたし、演出も見応えがあり存分に楽しめた。
妙に事前に推してきたダンスシーンもインド映画ほどしつこくなく腹8分目。
ハデさは無いが地に足のついた殺陣のシーンは興奮したというよりは安心して観れた。
それよりも何よりも、それぞれの役者から放たれる熱意とパッションがやはり俺を熱くさせた。
生で観る演技というのは、テクニックもさることながらこの滾る熱量によって観客を感動へ誘う。
逆に言えば、熱量が乏しければいかにハデで超人的なワザを披露してもそれはショーウィンドウの宝石やドレスのディスプレイと変わらない。
誰かに何かを伝える、ということはおそらくそういうことでは無い。
無論、溢れ出る熱量に人間離れした技術を兼ねているのなら最高だ。
人とは、誰かが本気で物事に打ち込んでいる姿を見て心を動かさずにはいられないいきものだ。
さて、そんな芝居を観ていた中で俺は、ちょっとしたサプライズというか衝撃というか、感心したことがあった。
それは、出演していた役者の1人で、ネームクレジットの序列的にはモブ寄りの可能性が高いと踏んでいたのだが、物語がある程度進みやや落ち着いた辺りに突如現れその場の空気を一転させ自分の世界を作った。
正直驚いた。
というか、見事だった。
俺が思うに、きっとその役者は顔合わせの時点ではおそらく無名の存在だったのだろう。
そして、どんな経緯があったのかは想像の域を出ることはないが、きっと『本気で戦った』のだろう。と。
それなりに名を馳せた役者達を翻弄している無名の役者の姿が実にCOOL。
その熱量がキャスティングを動かしたのだろう。
或いは、キャスティングした人間に熱意が届いたのだろう。
能力に長けた人間と、それを認める人間がそこに居た。
そんな想像を重ねるだけでも堪能し甲斐のある舞台だったな、と。
念を押すが、これはただの俺の『想像』だ。
だが、想いというのは具体的な言葉に置き換えなくてもちゃんと誰かに伝わるものだ。
そんなお芝居のウラ事情を勝手に妄想出来たおかげでナナメ上の楽しみ方もできた為に満足至極。
という話。
因みに、
カラス(烏)に賊と書いてなぜ『イカ』なのか。語源を調べてもあまり信憑性のないものばかり。謎だ。
そしてそんな観劇の夜、これまた熱い想いを滾らせた後輩と共に食べた鉄板焼きのイカが美味しかったので感激した。
いつにも増して酷いまとめ方で今回も締めくくる。
毎日テンション高い。
鏡の向こうのおっさんがとてもウザい。
マンホールで足を滑らせて尻から転んだ。
とても痛い。