誰かに話したくなる「聖教新聞」

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 中央アジア・ウズベキスタン共和国のクジーエフ元文化・スポーツ大臣が今月1日、東京・創価学園を訪問した。構内の「英知・栄光・情熱」の碑を見学した時のことである▼教員から「この碑を生徒が毎朝、磨いています」と説明を受けると、氏は上着を脱ぎ、「私にも雑巾をください」と。受け取るや、碑を磨き始めた。驚いている周囲に、氏は語った。「生徒たちには、すでに英知・栄光・情熱の心が育まれています。私も見習いたいのです」▼〝夜回り先生〟こと水谷修さんは本紙で、子どもが問題を起こした時も、親が自分や子どもを責めたりせず、その原因を腹を割って一緒に考えることが大事と語っていた。「ごめんね」と謝ることがあってもいい。子どもに学ぶ、一緒に考える姿勢があれば、問題解決の糸口は見えてくると▼「子どもをどう変えるか」ばかり考えず、子どもと共に、大人も成長しようという意識を持てば、子どもは心を開き、おのずと変わっていくのではないだろうか▼国家予算の約4割を教育費に充てるウズベキスタンには“今を心配するものは穀物の種をまき、100年先を考えるものは学校を建て、教育を与える”という言葉がある。クジーエフ氏の振る舞いに、教育の真髄を教えられた気がした。
2015年4月21日付 名字の言


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社説「世界へ未来へ希望の哲学を発信 きょう本紙創刊64周年」

 「荘厳な朝の光に包まれ、新鮮な空気を吸いながらの配達は、何ともいえず爽快だった」
 池田名誉会長は少年時代に新聞配達をした経験を持つ。それゆえ「無冠の友」(本紙配達員)の労苦に深く思いを馳せる。
 「新聞を本当に陰で支えてくださっている力は、配達員の方々だ。大雨の日はずぶ濡れになり、吹雪の日は寒さに凍えながら、来る日も来る日も、朝早く新聞を配ってくださる。その方々の健気な日々のご努力があるからこそ、聖教新聞が成り立っている」と。
 きょう20日、本紙は創刊64周年を迎えた。さらに本年は、配達員・販売店制度の発足から60周年、日刊化50周年の佳節に当たる。無冠の友、新聞長、通信員、読者の皆さまをはじめ、本紙を支えてくださる全ての方に心からの感謝をささげたい。
 発行部数5000部。2ページ建て、10日に一度の旬刊でスタートした本紙。1951年(昭和26年)4月20日の創刊号には「聖火鶴見に炎上」の見出しが躍る。天を衝く勢いで教線拡大に敢闘する神奈川県・鶴見支部の模様が報じられた。
 この縁の地に誕生した「神奈川池田記念講堂」で本年2月、本部幹部会が開催された。カナダSGI(創価学会インタナショナル)を代表して参加した、ある婦人部リーダーの母も「無冠の友」だった。
 母は、幼かった彼女を乳母車に乗せて本紙を配達。裕福ではなかったが、紙面で世界の同志の記事を目にするたび「あなたもいつか海外に行くようになるのかな」と娘に語り掛けた。
 母の願いがかない、彼女は79年(同54年)にカナダへ。“今いる場所で勝つ!”と誓い、南北に車で10時間以上という広大な担当地域を駆け巡り、母が心に描いた世界広布の舞台で使命の日々をはつらつと生きる。
 本紙を創刊した戸田城聖第2代会長は語った。「私は聖教新聞を、日本中、世界中の人に読ませたい」。この恩師の熱願を胸に、池田名誉会長は筆を執り続けてきた。メッセージ・提言・小説『新・人間革命』はじめその内容は各国語に翻訳され、世界の友に希望を送っている。
 海外で発行される聖教新聞の姉妹紙・誌は今、50カ国・地域にわたり、80を超える。「世界中の人」が聖教新聞を読み、その第一級の知性が仏法を基調とした創価学会の運動に刮目し、期待を寄せる時代を迎えた。
 世界へ、未来へ――希望の光を放つ平和と共生の哲学を、さらに力強く発信していきたい。

2015年4月20日付 社説


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 自分一人が何をしても世の中は変わらない――こうした「無力感」は現代の病弊だが、それをどう打ち破るか▼米国原子力規制委員会委員長を務めたグレゴリー・ヤツコ氏は、時間はかかるかもしれないが「変化は可能」と断言した。そして、文化人類学者マーガレット・ミードの言葉を引いた。「少人数グループが世界を変えることができるということを疑ってはならない。世界はこれまで、そのようにしてのみ変わってきた」▼公民権運動も60年前、バスの運転手から白人に席を譲るよう強制されたローザ・パークスさんの「NO!」の声から始まった。「歴史がつくられていようなどとは、考えもおよびませんでした。私はただ、いいなりになることに疲れていたのです」(高橋朋子訳)▼池田名誉会長は、今年の「SGIの日」記念提言で「政治と経済の再人間化」を訴え、その最大の力は「声を上げる民衆の連帯」と述べている。そして、平和学者エリース・ボールディング博士の言葉「未来の社会の動向を決定するのは、わずか5%の、活動的で献身的な人々の力」を通し、再人間化の鍵は「人数の多寡ではなく、連帯の底深さ」にある、と▼創価の連帯のもつ、社会を変える力。その真価を発揮するのは、いよいよこれからだ。
2015年4月19日付 名字の言


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