4人の子の父親で、京都府相楽郡南山城村の童仙房という山の上にある集落に住んでいる。

子どもたちは特殊な環境で育った。じつはそれを伝えたいのではない。特殊な環境でできることは、普通の環境でもできる。わが家の特殊な環境は、常識的に考えれば、勉強においては強烈なハンディキャップになるだろう。それでできるなら、ほとんどあらゆる環境でできるはずなんだ。

そうなると、教育格差はなくなってしまう、はずだ。

伝えたいのは、それがすべてだ。それを伝えるために、わが家の体験をストーリーにして語ろうと思う。長くなるけど、教育について考えるきっかけを提供できたらうれしい。

わが家の特殊な環境とは、田舎、完全独学、お金のかからない方法だ。経済格差も地域格差も超えられる。工夫すれば家庭間格差も超えられる。このブログを読んでくれた方にお金を請求したりしないから、心配いらない。誰でも、今の環境そのままでできる方法だと思う。

わが家では、4人の子を完全ホームスクーリングで育ててきた。ホームスクーリングをやっている家庭はきわめて少ないが、ホームスクーリングのやり方は千差万別で、ひと言でくくれるものではない。不登校からホームスクーリングを始めるケースが多いだろう。中には、不登校と無関係に、最初からホームスクーリングを選択するケースもある。わが家がそうだ。完全というのは、小中高に1日も登校していないからだ。

さらに、4人の子たちは完全独学で勉強してきた。完全というのは、学校だけでなく、塾も習い事も家庭教師も一切なく、親が勉強を教えることもなく、参考書と問題集で勉強してきたからだ。

第一子は完全独学で国立大学(三重大学)に合格した。今、大学生をやっている。第二子、第三子、第四子も国立大学志望で、とくに第二子は1浪さなか、猛勉強の日々だ(もちろん完全独学)。

完全独学が成り立つには、幼少期からの土台づくりが重要だ。これは、学校に行っているすべての子にもつうじるテーマだと思う。ほとんどお金がかからず、教育格差を超える手がかりにもなる。

念のため強調しておくけど、私が他人に対してホームスクーリングや完全独学を勧めることはない。田舎へ移住することも勧めない。そもそも今の環境を変える必要はない。

未来をになう子どもたちが、いくらかでも良くなるきっかけを提供できたら、なにも言うことはない。長い文章になるけど、つきあっていただけたらうれしい。