この度、18年間続けてきた円満フェス(夏祭り)が今年で幕を閉じることになりました。

これは専門のイベント業者に委託するのではなく、企画、事前準備から会場の設営、後片付に至るまで総て会員の手作り手作業で行なってきました。如何せん、初回の頃は会員の年齢は50代前後でしたが、今は70代前後の歳になり、気力も多少失せ、体力も衰えて、私には皆の心の隅に遣る瀬無い気持がただよい始めてきたような気配が感じられ、そろそろ限界がきているのではないか、と思うようになりました。今年の円満フェスの日は、幸い天気も良く、多くの人出に恵まれ大盛況でしたが、これがもし逆に下火になって追い込まれて止めなければならない事態になってからでは、後悔だけが先立ち、負け犬のように惨めで皆が可哀想です。今の絶好調のこの時にこそ止めれば、皆には良い思い出が残り、きっと満足感を抱いてくれるだろうと思い、今年が止める好機だと判断をしました。

  兎にも角にも、ここにこれまで一貫して18年間会員の皆さんの変わらぬ善意と努力に敬意を表したいと思います。そして殊に、イベント委員長の向井良夫さんが総監督として統括して全体を仕切って下さり、森秀一さん(通称カズさん)は演出を、園井正利さんが大道具方を担当して下さったことが今日まで続けてこられた原動力でありました。正に今年のテーマ「この三人のご尽力なくしては今の円満フェスはなかった」と言える程の大きな存在でした。

  ここで円満フェスを閉じるに当たり、毎年この円満フェスを楽しみにご来場頂いた多くの方々、「誰でもライブ」に出演して観衆を魅了して頂いた数多くのアーチストの方々、それに毎回この円満フェスのご支援を続けて頂いた200件を超える個人、団体の方々には、これまでのご好意に心からお礼を申し上げます。

  最後に、平成17年頃に故・岩倉成利さんが当時の小松市役所から取り寄せたNPOの資料に「日本では、NPOの原型は寺院にある」と書かれてあったことを思い出しましたが、これからも本来の寺に課せられた使命に立ち帰り、新たな取り組みを試みてまいります。

左から、向井さん、園井さん、森さん

 

住職の口癖   頼んでみて、断られて良かったという人事もある。