栃木・御成橋町屋台(鹿沼秋まつり) | 神社に隠れていたモノ

神社に隠れていたモノ

神社の彫刻を見て、何の物語か教えてほしいと思ったことがあり、調べた結果をブログします。タイトル「神社に隠れていたモノ」は覆屋の中にこんな素晴らしい彫刻が隠れていたのかという思いから付けました。

2023年10月7日 鹿沼秋まつりを見に行きました。

 

鹿沼秋まつり

鹿沼秋まつりは今宮神社の秋の例大祭です。日照りが続き大旱魃となった1608年、今宮の神に雨乞いをし、雷雨が起こったことに感謝して鉾や榊を奉納したのがはじまりといわれています。氏子町が持つ絢爛豪華な彫刻屋台に囃子方が乗り込み、威勢の良いお囃子とともに町を曳き回します。ユネスコ無形文化遺産や国の重要無形民俗文化財に指定されています。

 

御成橋町屋台

江戸時代、将軍が日光にお成り(日光御社参)の際、新しく黒川の橋をかけかえたことから、御成橋と呼び、かつて並木と呼ばれていた例幣使街道沿いを明治に入って、由緒ある橋名から御成橋町と称した。明治10年に番外ではあるが今宮神社の付け祭にはじめて参加している。大正6年に花屋台(白木屋台)が新造された。

 

鬼板と懸魚:龍

 

前欄間:孔雀

 

右側

 

脇障子:竹と雀  外欄間:牡丹

 

背後

 

後鬼板と後懸魚:龍

 

左側

 

コメント:鹿島秋祭りの屋台としてはシンプルな彫刻がほとんど。前欄間の孔雀の彫刻はきれいだです。

 

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