群馬県・曽木神社 | 神社に隠れていたモノ

神社に隠れていたモノ

神社の彫刻を見て、何の物語か教えてほしいと思ったことがあり、調べた結果をブログします。タイトル「神社に隠れていたモノ」は覆屋の中にこんな素晴らしい彫刻が隠れていたのかという思いから付けました。

2022年12月8日 群馬県富岡市曽木の曽木神社に参拝しました。

 

由緒書きはありませんでした。

鳥居

 

拝殿

 

覆屋

 

本殿

 

右面の胴羽目:梅妻鶴子
林和靖は、中国北宋の詩人で、生涯官に仕えず、西湖のほとり孤山に庵を編んで自適の生活を送った人物として知られる。妻のかわりに梅の木を、子のかわりに鶴を愛でていたという。

 

背面の胴羽目:布袋を曳く唐子

 

左面の胴羽目:黄安仙人
列仙伝という中国の道教にまつわる説話集で、70人の仙人たちの伝記が載せられている。その一人が黄安。黄安は中国前漢の武帝時代の仙人。家にいる時には三尺程ある大亀に乗っている。逸話に、今年で何歳になるかと聞くと、この亀は三千年に一度顔を出し、今まで五度頭を出しているので一萬五千歳と答えたという。長寿、永遠の象徴となっている。

 

右面の脇障子:獅子

 

左面の脇障子:獅子

 

右面の海老虹梁:龍

 

左面の海老虹梁:龍

 

妻飾り:力神

 

正面:虎と竹

 

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