埼玉県・加茂神社 | 神社に隠れていたモノ

神社に隠れていたモノ

神社の彫刻を見て、何の物語か教えてほしいと思ったことがあり、調べた結果をブログします。タイトル「神社に隠れていたモノ」は覆屋の中にこんな素晴らしい彫刻が隠れていたのかという思いから付けました。

2022年9月5日 埼玉県さいたま市北区宮原町の加茂神社に参拝しました。

 

由緒

加茂神社の創建年代等は不詳ながら、山城国一宮の賀茂別雷神社を勧請して創建したものだといい、江戸期には加茂宮村の鎮守社だったといいます。明治6年村社に列格、明治40年大字加茂宮字中道の無格社稲荷社、字鍛冶の無格社稲荷社、字四分一の無格社稲荷社・同境内社稲荷熊野合社、字中島の無格社稲荷社、字構の無格社天神社、明治41年字原殿の無格社稲荷社を合祀しています。

鳥居

 

拝殿

 

本殿と玉垣

 

本殿

 

胴羽目は三面とも京都賀茂別雷神社の賀茂競馬(くらべうま)神事を彫刻したもの。賀茂競馬神事は堀河天皇(第73代)の御代、寬治7年(1093)に始まる神事で、天下泰平・五穀豊穣を祈願する祭りです。賀茂競馬神事では、騎手は舞楽装束をつけ、2頭の馬を走らせ、早さを競います。

右面の胴羽目

 

背面の胴羽目

 

左面の胴羽目

 

右面の脇障子:獅子

 

左面の脇障子:獅子

 

腰羽目は3面とも水鳥

 

木階下:亀

 

上部:鳥

 

手挟:鶴

 

正面の扉両脇:昇龍・降龍

 

<注意> 神社の駐車場に車を約20分(11:26-11:45)したところ、神社関係者専用駐車場だったのか、駐車禁止だと注意されました。車で参拝の場合、ご注意ください。

 

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