どちらかというと「次のことを考えて」行動をする方だ。
それがいいことなのか、それとも新しいもの好きなだけなのかは正直分からない。
けれど、むやみやたらではなく、費用対効果はかなり考える方だ。
 
先日、友だちが遊びに来てくれた。
心配をしてくれたんだ。本当にありがたかった。
その際に、家の改修にどこまで手を入れるか、という話になった。
実は彼とは、ほぼ同じ時期に家を建てた。
「先の使い方や資金繰りを考えて、壊れなくても手を入れる」「壊れてから手をいれる」
どちらが正しいか分からない。けれど、ボクは圧倒的に壊れる前に手を入れる派だ。
 
4年ほど前、築15年頃だったか。水回りの改修をした。
やや汚れては来ていた。けれども使えない訳ではないが、改修に踏み切った。
パートナーには大反対された。けれど、考えたことは、「我が家には娘が2人いる。これから間もなく年頃になる。ボクはこの家の主役は彼女たちになると思う。プライバシーを守りながら快適に過ごさせてあげたい。」
 
当時、彼女たちは小学校の高学年の頃だったと思う。お風呂も快適に使いたいだろう。洗面台の前に立つことも増えるだろう。パートナーと共に、あるいは自分で料理をすることもあるだろう。そう考えて、提案し、決断した。
 
パートナーは大反対。「まだ使える。もったいない。」
けれど、説得の最終材料は「いずれ手を入れなければいけないときが来るだろう。それが何年後になるかは分からない。ただ、子どもたちが独立したら、そんな水回りなんて使えればいい、と考えるんじゃないか」
 
結果として、次女の入浴時間は長くなった。洗面台の前にいる時間も長くなった。
それが投資の効果だったかは分からない。そういう年頃だっただけかもしれない。
ただ、遊びに来てくれた彼には「そこまで考えるんだ。うちは一気に手を入れることになるから、高額になりすぎて今、後悔しているよ」と言われた。
クルマも好きか、と言われれば好きだ。走行距離が長くなることも多くて、買換は早い。
前々回買い換えたのは5年前か。当時は部活動の遠征や、子どもたちをクルマで遠距離に連れて行くことも多かったので、ミニバンに乗っていた。
その当時の勤務地は雪深い地域だった。ミニバンでは立ち往生するだろう。生徒たちが住んでいるところはもっと雪が降り積もる地域の子もいる。そこへ家庭訪問したら、動けなくなる可能性が高い。」そう考えて、クルマの床が高いSUVに買い換えた。
 
これもパートナーは大反対。「子どもたちも気に入っているし、まだ乗れる。」
けれど買い換えた年だったろうか。その年は降雪量が多く、車床が高く、4WDのクルマが、普段は雪が少ない自宅前でも雪が邪魔して発進不能になったことがあった。
後で聞いた話だが、当時クルマの床が低いミニバンに乗っている先生は、出勤できず引き返したという。
 
もちろん費用の問題はついてくる。
が、ちょっと極端な話だが、お金の価値は、将来の100万円と今の90万円は価値が同じという考え方もある。低金利の時代だが、預けておけば少し増えるだろう。何よりも、物価の上昇期にはこの考えでいくと、今の90万円の方が価値が高い場合がある。
 
買換による費用負担はあるが、新しくなっていくとランニングコストが下がって、経済的になるという面もある。「家電教員」と揶揄されることもあるが、実はファイナンスプランナーでもある。
 
よく言う話だが、将来設計は大事。けれど、方向転換も十分にあり得る。
一方で、今がなければ将来はない。このバランスをとることは大切だと思う。
 
新しいものへの興味はある、けれどそこだけフォーカスせずに、今か、将来かを考えることは大事ではないかと思う。もっとも、家庭については、特に女性は「使えるまで」と考える方が多いので、十分な話し合いが必要。我が家の場合は…。もっと頭をくっつけて意見交換する必要があった、と思う。それもまた、必要なコミュニケーションだ。