昔、スパイマスターっていうストリートスナップがメインの誌がありましたよね。

高校時代の愛読者のひとつだった記憶があります。

廃刊になった頃にはカジカジを読んでたのかな?

 

私、通ってた高校は底辺も底辺で

厳つさや地元での名声、ヤンキー界での顔の広さ等のステータスが高い人ほど偉いわけで

そういった学内ヒエラルキーのトップに君臨するには、奈良の田舎者にはかなり難しく

特別枠として、「お洒落な奴」はヒエラルキー上位の「面白い奴」と仲良く出来る事に気付きまして

その流れで、とりあえず30キロ近くダイエットしました

 

ホントたまたま、一番最初に声を掛けてくれたのが、GACKTのようなモード系を貫いていたお洒落な菖蒲君

こいつと仲良くなったら、俺たちは上にいける!なんてね

大阪のイロハやお洒落なお店、色々教えてもらいましたねー。

ビームス、チャオパニック、フーズフー…当時はショップバックが輝いて見えました

放課後、小遣いを握りしめて難波パークスやらアメ村

気取っちゃった日なんかは、堀江や長堀まで足を伸ばして、なにか、勤しんでました

 

戻りまして

やっぱり、雑誌のお兄さんのカッコいい服装を真似したいじゃないですか

雑誌のお兄さんが履いている、3万5千円の「ラッセルモカシン」を履きたいんですよ

でね、今でも鮮明に覚えているんですが

ある日、意を決して、難波シティのチャオパニックに「ラッセルモカシン」を試着しに行ったんですよ

どうせ買わないのにって思われたら嫌だな。なんて思いながら少し低い声で「店員さん、これのサイズありますか」なんてお洒落気取って

内心ワクワクどきどきですよ。

ところがどっこい、鏡に写る決めポーズの自分を見てみると思っていたのと違う…似合っていない…

すかした顔して「すみません、ありがとうございます。」って

結局、コンバースで解決ですよ

 


先日

メルカリで、状態の良い且つお安い「ユケテン」がありまして

ラッセルモカシン、ユケテン、パラブーツ…あの頃の憧れの靴だ!と無意識に親指ポチ

スピード感は大事です

届いて、開けて、どん!

靴を手に取ると心の中で(あ、ヤバ!かなりボリューミー!)と

瞬時にフラッシュバックしました!

(忘れてた!この手の靴は似合わないんだった!)

…後悔しながら一応試着したら

あぁ不思議、似合ってるわ、こういうのが欲しかったのよ…


んー

30代になると様になるのか、はたまた価値観が変わったのか、懐かしさで補填してるのか…

でもなんだか、ちょっと懐かしくもあり幸せだな

という話


ちなみにバブアーのコートもこの類でシンデレラフィットしました。

合わせたら無茶苦茶かっこよかったです。

服は今でも好きです