コスプレと言っても、100均にあるカチューシャや帽子を買おうと思っただけだ。
家で遊ぶには充分だ。
早速、息子を連れて100均に行った。
予想以上に沢山あって、面白い。
フワフワした悪魔の角を手にとり、頭に当ててみる。
「似合うー?」
息子に聞いてみた。
息子は、首を大きく横に振った。
しかも真顔だ。
…似合わないと言うのか。
いつも意思疎通など、ほとんどできないくせに こんな時だけ…
少しムカついたが、息子を見ると、後ずさりしている。
どうやら怖いようだ。
私は面白くなってしまった。(←最低です)
私から逃げる息子など初めて見るのだ。
サングラスをかけても、お面をつけても、
布団を被ったって、息子は逃げない。
喜んで引っぺがしにくる。
これは珍しい!
私は次々にコスプレグッズを当ててみる。
「これは?」
「どう?」
「似合う~?」
尋ねるたびに息子は首を横に振る。
私がニヤニヤしていると、ついに息子が動いた。
近づいて来て、私を叩いたのだ!
驚いていると、カチューシャと棚を交互に指差す。
片付けろと言っているようだ。
言われた通り片付けると、私の手を引っ張り、走り出す。
そんなに怖かったのか…
悪いことしたな。
反省している私が連れて行かれた場所は、
おもちゃ売り場だった。
ただ、遊びたかっただけのようだ…。