
台北101ビル
■台北101■
500メートルを超える建築物で、101階建ての台北市のランドマークビルです♪
名前はこれに由来するとあります☆
2004年に世界一の超高層建築物として建てられました♪
IT企業などのオフィスが入っているそうです

89階の展望フロアや、下層階のショップ等が、観光地として賑わいます☆
一級建築士を持つ私としては、建築計画やフォルムなどにも興味が引かれます

台湾は世界最高のIT文化を根付かせようと努力している国です♪
1・0・1は、そんなデジタルを意味したといいます☆
計画は、この数字のこだわりで起こしていったのでしょう♪
101階建てのビルを創ることで、意味が加わります♪
タケノコのように伸びる外観は、若さと進歩を表したのでしょう☆
新年のカウントダウンでは、外壁の節々から花火が上がり、
テロリストもビックリな演出をします

日本では、消防局が許してくれないでしょう

台湾は日本と同じく地殻プレートの間にあるため、地震大国です

建築基準法としての耐震設計は、厳しいはずでしょう

揺れに対する対策は、色いろありますが、
200メートルを超えるビルの場合、震度7の地震よりも、
台風等の横風による影響の方が大きな力がかかります☆
アメリカの高層ビル等は、わざとしなやかに揺れるビルを設計する場合もあります♪
この時、壁にかかった絵などは、風で傾いたビルによってななめになったりします


揺れを抑える制震ダンパー
台北101が使った技術は、展望フロアでも紹介されていました♪
制震制御と言われる、IT技術を駆使したものでした☆
横浜ランドマークでは、世界で初めて採用されました

建物の上層階に大きなおもりを置くのです♪
風や地震の揺れを感じると、その大きさを解析し、
次に来る揺れを瞬時に予想して、おもりを逆方向に動かすのです☆
制震ダンパーと呼ばれています♪
そうすることで揺れを小さくできます

台北101の展望フロアの中心に、このダンパーがむき出しになっていて、
見ることができます☆
また、金色に塗られていて、ダンパーベイビーというキャラクターも生みだしています

巨大ビル建築の高度な技術の制御部分を、ポップなキャラクターにすることも、
ITの戦略に発想されることでしょう

ダンパーベイビーの顔も101になっています


制震ダンパーのキャラクター、ダンパーベイビー
巨大工事には、事故がつきものです

施工中の地震でクレーンが倒れ、5名の命が失われる大工事でした

しかし、多くの困難を乗り越え、世界に発信する新しいエリアを創り出しました♪
展望台は地上400メートルの場所にあります☆
ここは、気温が3度低く、雲の上でした

屋外デッキは、雲の中でした・・・
もう少し低い場所に展望台を造ればよかったかも知れませんね☆
夜中の夜市の屋台で、子供たちがテーブルを囲んでいたのを思い出しました♪
なにも食べず、タブレットコンピューターでゲームをしていました。
英語でデザインされたMLBの野球ゲームでした♪
ITを発信する台北101のプロジェクトが、
コンピューター機器を子供たちに身近なものにしているのでしょう☆
台湾のこれからも楽しみです

その④に続く・・・