考えても分からないこと。


例えば…

・気になるあの人の気持ち

・あいつが嫌なことした理由

・過去の自分は何故あんな目にあったのか

・自然災害や経済危機がいつ起こるか

・自分はなぜ産まれたのか

・いつ死ぬのか

etc



要するに

★他人の気持ちや行動の理由

★過去の出来事が起きたわけ

★未来に何が起こるのか

は、考えても分からない。



だけど、人間の生存本能は

『分からない=危険』と判断して

不安というサイレンを鳴らしまくる。


不安を無くせ!

考えて対策をしろ!

って焦らせて思考の迷宮に迷い込ませる。

グルグル考えても答えは出ないまま

不安だけが膨れ上がっていく。



じゃあ、どうしたらいいのか?


まず「自分は不安なんだ」と気付く。

思考が止まらない時は

たいてい不安に取り憑かれているから

いったん他のことをして落ち着く。


その後は

その不安を解体していく。




自己対話で解体するなら…


「あの人の気持ちが分からない!不安!」

→「何が不安?」

→「嫌われて傷付くのが不安」

→「どうして嫌われたら傷付くの?」

→「あの人のことが好きだから」

→「なぜ好きな人に嫌われると傷付くの?」

→「自分を否定されたような気がするから」

→「なぜ否定されるのが嫌なの?」

→「自分に価値がないように感じるから」


みたいに自分で自分を質問攻めにする。




すると、上記の例で言うと

最終的には「あの人の気持ち」は関係なくて

「自分には価値がないんじゃないか」と

自分が思っていた…ということが分かる。

(質問や回答はあくまで一例です)




あの人の気持ちを聞いても

過去の答え合わせをしても

未来のために対策をしても

不安はなくならない。



無理に無くす必要はないけど

答えが出ないグルグル思考の答えは

いつも自分の中にある。



これは太陽の塔の中。