デザイナーのナガオカケンメイさんを中心に編集発行されている「d design travel」シリーズは、ロングライフデザインをコンセプトに、地域に根差した企業や生産者、人物、観光資源に、独自の視点でスポットを当てた各県のガイドブックを発表しています。最新号は香川県でした。

 

 そのd desgn travelと下関市役所が手を結び、フリーペーパーとして発行されたのが、「d design travel SHIMONOSEKI KAIKYO」。下関市内の海峡エリアにスポットを当て、市民のワークショップを経て、執筆編集されたものです。

 

 地元に住む者の視点で書かれた項目は観光資源、お店、人物など。説明と同時に個人の思いも綴られた、地に足の着いたものになっており、かえって新鮮でもあります。

 

 春帆楼や唐戸市場といった有名どころから、フランス料理の日和庵(レストランからの関門海峡の眺めが最高な上に、創作フレンチが絶品)、下関グランドホテル(実は私はよく行きます。ランチはプチぜいたくできます)、そしてセレクトショップや知る人ぞ知る居酒屋まで、地元民も観光客も楽しめる内容ですが、次回は是非下関全市版かな。やはり少し片手落ちな感じがしますね。