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CShell WebLog

パリ紀行を書くために始めたブログですが、もはや、何でもありとなっています。
なのでタイトルを変えました(旧タイトル:優駿)
タイトルに意味はありません。いまだにC Shellを使っている、というだけです。

「あ・うん」 向田邦子
「こころ」  夏目漱石
どちらも傑作だが、片や百万回読みたい本で、片や二度と思い出したくもない本です。
どーしてこーも違うかね。



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昔、向田さんの小学校にあがったばかりの妹が疎開するとき、父親が自分宛の宛先だけを書いたハガキを沢山渡してこう言ったそうだ。「元気なときは大きな○を書いて、一日一通必ず出すように」。

最初はハガキからはみ出さんばかりの○だったものが、だんだん○が小さくなり、×になり、最後はハガキがこなくなった。

百日咳になった向田さんの妹が痩せ細って母親に連れられて家に帰ってきたとき、父親は裸足で玄関に飛び出して、抱え込まんばかりに号泣したそうだ。

ご存知の方もいるだろうが、向田さんの父親といえば、あの「寺内貫太郎一家」の父親のモデルである。娘といえど変なこと言えば平気で引っ叩く父親である。

そういう家に育った人だから、こういうものが書けるんだろうな。

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