「フランス映画旅行」池波正太郎
素晴らしい!
皆様、読みましょう。
本の先頭に数枚と中に何枚も池波さんの挿絵(この人は絵も達者なのだ)が入っているので、いきなりビックリドンキー(失礼)。
この本が書かれたのは、昭和53年10月だから、僕が中学生の頃に出された本だ。パリを中心にフランスの風景を映画や俳優の話(演劇論、俳優論)を絡めて色々話してくれている。
池波さんは少し前に初めてパリに来たばかりの時、東京を歩いているようにスタコラと歩いたので、案内の人に初めてとは思えないって言われたそうだけど、フランス映画を散々見てきたので、風景がほとんど変わっていないパリは初めてとは思えなかったらしい。確かに僕も、宿を探さなければと必死だったこともあるけど、シャンゼリゼに着いてすぐ、平気であっち行ったりこっち行ったりしたもんだ。
この本の中で池波さんが「パリが白くなってる」と言っていた。僕は始めからパリは白いもんだと思っていたけど、戦前のパリは「黒かった」らしい。昔のパリはあっちこっちに煙突があって、そのススで建物の壁が黒かったんだそうだ。それを戦後に政府が音頭をとってきれいに洗い流したらしい。今は煙突もほとんど無いし。
古いパリの映画にやや違和感があったのはそういう事だったんだと初めて知った。
久しぶりに旅行記みたいなの読んだけど、楽しい なぁ。
プレミアつくほどの本は違うねー。さすが大先生。
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