超ご無沙汰しております。
世の中は変わったのか変わってないのかよくわかりませんが、
ナンバーガールはまた解散とかしちゃうし(必ず戻ってきてね)
方や集まらなそうだったELLEGARDENが新譜だしたり(おかえり待ってたよ)
偉大なドラマーやギタリストが天国へライブしに行ってしまいましたが
私はおそらく元気です。少なくとも元気な振りはできます。
お仕事関係で忙殺されていたのでね…
ま、そんな時でも音楽、ロックが日々助けてくれたわけで。
そう、あのときも去年の夏。職場で23時頃、誰もいなくなって
「やってられるかボケーっ!!」てなって
「もう誰もいないんだ好きな曲聞いて堕ちながら仕事終わらせてやる⊂⌒~⊃。Д。)⊃
何聴いてやろうか…syrup16gかな?神聖かまってちゃんでぶっ壊してもいいな…
THE BACK HORNのファーストでもいいな…
とりあえずス〇ティファイ開くかぐへへ…
…相変わらず何かしらおススメして惑わせて、悪い子だねえ( ̄▽ ̄)
…ランクヘッドのリノセント?良いね!荒んだ心にランクヘッド。悪くないね!
…
ん?…
…
…
Σ(・ω・ノ)ノ!
誰よその子!(゚д゚)!」
急に出すやん!いや情報弱者なだけですね。
そんなわけで配信でのみ出しているのかな。ランクの13枚目のアルバム。
リノセント
明日も仕事だからサッパリと書くわよ!
(何年も前だけで僕のこの雑記に刺激を受けてランクのアルバムレビュー書いてくださった人が
いて、そのことをつい先ほど知って、なんだかうれしくなって久しぶりに書こうと思った次第です。
ありがとうございます。書きたいことはあるんだけど稚拙遅筆なのでね。マイペースに再開してみようかな)
1下北沢
ストレイテナーの吉祥寺って曲でも思ったことではあるが、
なんで行ったこと無い土地に妙なノスタルジーを感じるのはなんでだろうね。
特に先月まで見てたアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』でも
下北沢を舞台にしていたことも相まって
初っ端から肝北沢ギターロック愛に溢れた歌詞とサウンドでエモさを出してきて堪らない。
でも店もGARAGEもなくてといいことばかり書かない、リアルを書くところも
このバンドを信じられる重要な要素。
2繋ぐ
早速この曲辺りから、今回のアルバムのモードを感じ取ることができるよね。
自分は根暗ネガティブな人間だから
ダークな作風とか
単純なキッズだからかっちょいいサウンド、切れてるサウンドを好む
そんな傾向を持っている穿った人間だけれど
そんな自分が「そんなこと歌ってくれてありがとう。」と
素直に思えるそんな優しいロック
僕らまだなんも失っちゃいないんだ
恐らくたっくさんの人が歌う、呟く、語る、叫ぶフレーズなんだろうけどね。
このバンドを知っているからこそ響くんだろうね。
ここまでくるとズルいわwいい意味でねw
3スパイス
さらにポップが溢れている、「前進/僕/戦場へ」をアップデートしたようにも思える。
ベースソロが相変わらずてゅるぺてゅるぺしてて最高ですね
4ふわり
「タイトルから、曲順的にもバラード系、少しクールダウンな時間かな」
なんて思っていたら
バッキバキにスラップベースから始まって
「nんでやねん!!!Σ(゚Д゚)」てなって
でもそのあと心地よいギターフレーズと
優しい唄、夏の匂いやサイダーやスターマインの延長線を感じるセンチメンタルな歌詞
忙しい曲だwキラー曲だ。ライブの序盤で来てくれても嬉しいし、中盤のバラード枠にも入って可笑しくないすげえ曲。
5ざわついて、いる
ストレートな疾走感を感じるお得意な曲。
曲名もある意味強いいんだけど、この曲に関しては
ギターソロが印象的
軽い不協和音ぽいノイズからの、正当なようでヘンテコな(本当にいい意味でね)フレーズ
これライブで各パートソロの掛け合いとかしても面白そう。
6夕
タイトルと歌詞、空間系エフェクターの影響で、最近は仕事柄めっきり見なくなった夕暮れと
少し田舎の商店街を情景が思い起こされる名バラード。
(因みに聞くと商店街が出てくる曲は他でいうと100sの「そりゃそうだ」「最後の信号」です)
「下北沢」でも書いたけど、いい曲って脳内で景色がバッと出てくるんだよね。
ある意味この曲でLUNKHEADは丸くなってねー、牙は抜けちゃいないことを再確認。
7スポットライト
改めてストレートなロック。歌詞もど真ん中。
ここいらで軽いくちどけなものがあっても良いよね。
8コタン
なんか聞きなじみあるな、と思って調べてみたこの言葉
アイヌ語で「集落」
ある意味で家、帰るべき場所
それは単純に家族と温かいご飯がある我が家とか
バンドなら、前みたいな全部を共有できるライブハウス(とその文化)
読み取りが浅かったら恥ずかしいんだけどさ、
この数年でさ、ある意味僕らは居場所を失ったわけで
それが少しずつ戻りながらも、でもまだ戻り切ったわけでなくて。
それを取り戻すまで歌うからねと言ってくれたようで
心がぐっとなった、今回のアルバムハイライトがここできました。
9ナハトムジーク
そこに間髪入れずにこの曲。
生きてくれたから、
絶望に負けなかったから出会えたんだ
笑いあえたんだ
それが全てだ
歌詞の一部で、こう書き出してみると少しこっ恥ずかしい。自分なら言えない
でも
それを真っすぐ歌ってくれた。歌い続けてくれた。
自分はCDやサブスクで聞くぐらいの、ライブ(行きたいけど)言ったこと無い俄かなんだけど
目の前で汗まみれで満面の笑みで自分だけに歌ってくれたように感じて
心がギュってなった。2回目のでっかいハイライトでした。
もちろん「はじまれ」「いきているから」「スモールワールド」など、大好きなんだけど
これ系統でこの曲が自分中で1位更新しましたね。
10サンクチュアリ
締め曲。サビの構成が少し捻りがあり、ベースのコードが、ギターの鳴りが、それらを力強く支えてくれるドラムが、
伸びやかな唄メロディが四位一体となってるほんと純粋にいい曲。
このアルバムのカラーはこの1曲が教えてくれる。
前作で「次のアルバムを超えることできるのか」なんて書いた記憶が曖昧にある。
『地図』『vivo』『plusequal』が好きなギターキッズだもの自分は。なので
ワクワク感は前作に軍配
ただ、つまらないなんてことは微塵もないし、
こんなにも温かい優しいアルバムを届けてくれて、歌心が詰まったこのアルバムを
作ってくれてありがとうと思わずにいられない。
総評【★★★★⋆】